ザマ貿易は、台湾の工業用ミシン製造のトップメーカー TAKING 「タキング」日本正規総代理店です。
高品質のミシンと革漉き機を、「確かな技術」と「安心のアフターフォロー」でお届けしています。

2020年

2月

12日

TK-341Nをお使いのAvanzare様より

TAKING ミシン
TK-341N ホワイトカラーも人気です。
TAKING 腕ミシン

先日TK-341Nを導入頂いたAvanzare様からご感想を頂きました!TK-801BL 電動革漉き機も、長年ご愛用頂いています。山形県のご自身の工房で、お客様の細かなオーダーに応えた、丁寧なお仕事で、様々な革製品を制作されています。

  

『本格的にレザークラフトを始めてから今年で10年目になります。今までは手縫いで製作してきましたが、時間短縮する目的で、エクシムプロ「極」を購入し、見えない部分を縫っておりました。しかし返し縫いレバーを使っても綺麗に返し縫いができず、革を反転して返し縫いをしていました。


TK-341Nを購入するまでいくつかのメーカーを検討しましたが、革漉き機購入でお世話になったZIT TOOLSさんにメールでお願いして、縫った革のサンプルを2回も送っていただき、糸目の美しさ、返し縫いが綺麗にできることを確認し購入を決めました。


前回の革漉き機の対応の良さにも感動しておりましたので、今回のミシンも親身な対応をしていただき安心して使用できます。
まだ届いたばかりでミシンに慣れる段階で毎日練習中ですが、音がとても静かで、厚い革も難なく縫えるところは素晴らしいです。これから使いこなせるようにしていきたいです。』

 

TK-341Nは、縫える厚み、糸の番手、 縫えるものの対応幅がとにかく広いミシンなので、これからはストレスなく縫っていただけると思います。縫い目の綺麗さや返し縫いの美しさは基本として、先日導入頂いた Tidaco Leather Works 様をはじめ、良くいただくご感想の中に、「音が静か」というポイントがあります。

 

本当にパワーがあるミシンは、プーリーもしっかりと厚みがあり大きく、内部も同様に組みあがっているため、ガチャガチャという機械音が響かず、なめらかです。ストストスト…と針が気持ちよく刺さり、10㎜越えのヌメでも綺麗に縫っていきます(薄革~15㎜厚まで対応)。実機見学で実際に体感していただくこともできるので、お気軽にお問い合わせください。

 

Avanzare様、ありがとうございました!

TAKING 腕ミシン 革漉き機
鞄や手帳カバー、お財布やタブレットケースなど様々な製品をオーダーで一点一点制作されています。
TAKING 革漉き機
素敵な工房ですね!

2020年

2月

05日

TK-341N and TK-801BL ~ 良き道具です。

 

数年前に漉き機を、また先日総合送りミシンをご購入頂いたN様から、ご感想とお写真をいただきました。

特に、革を縫える職業用ミシン、アンティークミシンや、SEIKOのTE-5、などから当店のミシンに買い替えられた方々は、その圧倒的なパワーの差に驚かれます。

 

『東京都内にてレザークラフトを趣味で3年ほど嗜んでおります。特に革の工房等に勤務しているわけではございません。IT企業の社員です。革の作品を作るにあたり、初心者であった私が、最初にぶつかった壁が「革の厚み」でございました。

 

これを克服すべく木造で手動の漉き道具をつくってみたり、包丁やかんなを利用してみましたが、終わったあとのガタガタの床面に嫌気が差し革漉き機を購入しようと決めたのが2年前です。各メーカーさんを選定するにあたり、著名な方のブログや評判を拝見し、最終的にzit tool様より購入をいたしました。

 

初めての革漉き機であったため、かなりの不安があったのも事実です。ですが、届いた革漉き機の品質と漉きに掛かる時間の短縮(30分→30秒)は非常に感動を覚えました。更にモーターの音が本当に小さくて素晴らしいと思います。全くの素人であったため、押さえの微調整などは未だに勉強させていただいております。


私は一人で作業を行っているため、誰かに質問することができません。ですが、zit tools様の丁寧なサポート体制に安心しております。革漉き機の使い方にも慣れた頃、革用のミシンが欲しくなり、安価なアンティークミシン(zit様とは無関係のものです)を購入いたしました。ですが厚み4mmを超えると、途端に送りのパワーが弱くなり、縫い目が安定しなくなります。なんとか騙し騙し使っておりましたが、、、「いずれ総合ミシンを購入したい」と言う欲がかなり膨れ上がっておりました。

 

「同僚の異動に作品をなにか」と作っている際にアンティークミシンの縫い目が汚くなってしまったのが総合ミシンの購入を決めるきっかけでした。

選定にあたり、たまたま革漉き機の質問をzit tools様へしていた際に、東京都内にTK-341N総合送りミシンを触れる場所があると伺い、思わず見学会を申し込みさせていただきました。

 

丁寧な説明を受けながら、総合ミシンの縫い目の美しさ、送りの強さ、厚みを気にしなくて良いパワー等圧倒されるばかりで、見学会の日に発注をさせていただきました。

 

届いた総合送りミシンに、最初はたどたどしく触って、上糸が切れてしまったり最初の縫い目がお祭り状態になったりと色々慣れない部分がありましたが説明書に記載ある通りに行ったところそういったトラブルは解決されております。

現在はボチボチ慣れてきて、糸が切れてしまったり等の問題は全く発生しなくなっております。


まだ購入1ヶ月経っておりませんが、すでに無くてはならないものになりました。』

 

TK-341Nは、15㎜以上の革もなめらか縫えるほどパワーがあるため、逆に音が静かで、30番糸と薄めの素材でも綺麗に縫えるオールマイティさが特徴です。N様、ありがとうございました!

 

 

TK-341NとTK-8Bは、返し縫いも得意です。段差であろうと、同じ目でしっかり戻ります。
TK-341NとTK-8Bは、返し縫いも得意です。段差であろうと、同じ目でしっかり戻ります。
ピッチを粗くしても細かくしても、厚みがあっても常に一定に縫いあげます。
ピッチを粗くしても細かくしても、厚みがあっても常に一定に縫いあげます。

2019年

12月

09日

TK-802BLをお使いのniji leather works 様より

革漉き機 TAKING
革漉き機 TK-802BL TAKING ZIT TOOLS

niji leatjer works様のご紹介です。

niji様は、お互いを引き立てる美しい色の組み合わせや、微妙なグラデーションによる深み、細やかな技法で仕上げられた作品が特徴です。均一に漉かれた革が、本当に丁寧に仕立てられ、とてもしなやかな立体感を生み出しています。上質という言葉がぴったりです。niji様から、以下のようなご感想を頂きました。

 

「漉き機の購入にあたって、国産・海外製の各メーカーの漉き機を比較し、たくさんの選択肢を検討しました。国産のものの新品を購入する方向に傾きつつあったのですが、ZIT TOOLSさまにTAKINGの漉き機についてお問い合わせしましたところ、とても丁寧なご連絡をいただきました。

 

お話を聞いているうちに、海外製ということで感じていた不安は全く無くなり、安心してTAKINGの漉き機を購入させていただきました。


購入後も、使用中に確認したいことが出てくるたびにメールをお送りしてご面倒をおかけしているのですが、その度にいつも丁寧なご連絡をいただいています。そのご対応から、機械を売る側と、その機械を使って作った革製品を売る側という立場の違いはあるのですが、漉き機のことだけでなく、お客様や仕事に対する姿勢など、本当に勉強になっています。


もちろん購入したTAKINGの漉き機も本当に素晴らしい製品で、最近は粗悪な漉き機も出回っているようですが、そんな中でこちらの製品に出会えて良かったと感じています。


 私の場合、一つの革小物の中でもパーツごとに微妙に厚みを変えて製作することが多いので、漉き機はベタ漉きに使用することが多くなっています。裏地に使用する革などは0.5mm前後まで薄くすることもあるのですが、ベタ漉き用のスペシャル押さえ金とあわせて使うことでとてもきれいに漉くことができています。」

 

ZIT TOOLSの漉き機を選んでいただき、本当にありがとうございます!

 


2019年

11月

11日

CISMA 工業用ミシン国際展示会 2019

台湾 ミシン TAKING
展示会開始直前、忙しい一日の始まりです。
広すぎるので、移動用のバスが走っています。
広すぎるので、移動用のバスが走っています。

2019年9月25~29日、世界最大の工業用ミシン展示会が、上海で開催されました。115,000平方メートルの敷地に、世界20か国以上から約1300の出展者が集まります。もちろんTAKINGも参加しています。台湾でトップの重工業用縫製機械メーカーのため、台湾エリアで最も大きな位置を占めています。台湾のTAKINGは世界的にも知名度が高いので、開場と同時に多くの来場者が見学や商談に訪れます。

 

日本からは、JUKI、Brother、Pegasusといった超大手メーカーが出展し、大手アパレル工場などの関係者でとても賑わっています。CISMAは世界中のメーカーが集まるため、全体を回ろうとすると、1日では到底足りません。敷地内は各エリアを移動するためのシャトルバスが絶えず走っています。大型刺繍機のエリアだけでも、ビックサイト展示会の大エリア位あり、どのエリアも熱気と人波であふれています。

 

TAKINGや、大手はもちろん初回以来、変わることなく出展し続けていますが、栄枯衰勢、前回出展していても今回は無かったりと、小さなのメーカーの入れ替わりが激しいのも現状です。

展示期間中は、来場者があふれ、あちらこちらで商談が始まります。
展示期間中は、来場者があふれ、あちらこちらで商談が始まります。

八方ミシン
展示会終了後は、貴重な撮影タイムです。ダイレクトドライブモーター八方ミシンの大釜ロングアーム近日発売です
レザークラフト 革漉き機
TAKINGの漉き機コーナーです。このように、複数の種類の漉き機を取り扱っているメーカーはごくわずかなので、さすが重厚専縫製機械の専門メーカーだと感じます。

期間中、弊社スタッフもありとあらゆる漉き機や腕ミシン、周辺機器に触れ、実際に漉いたり縫ったりを繰り返します。細かい部品の精度や塗装の質、機械の構造を、客観的に見ていきます。

そうすると、部品の厚みや送りの構造、組み上げ精度など、それぞれのメーカーの違い、良し悪しがはっきりとわかります。

前回のブログでも少し触れましたが、中国のコピーメーカー「TAKING」もありました。

 

様々なミシンを見て回った後、TAKINGに戻ってくると、品質の良さを改めて感じます。手前味噌で恐縮ですが、TAKINGのクオリティの高さには、常に安心感があります。実際にミシンを比較しないと、自信を持ってお客様におすすめできませんので、他社の製品もしっかりと確認します。

 

TAKINGのブースでは、発売前の新製品や、人気機種が並びます。近日発売予定の八方ミシンダイレクトドライブモーターモデルなどは、一針一針がとても丁寧な動きをするので、どなたにでも、とても使いやすいと思います。ご紹介は、商品入荷後に詳しくお伝えします!

 

日本のミシン業界は、超大手以外は、縫製工場が海外拠点のため、どうしても先細っています。日本でも、いくつかミシンの展示会は開催されるのですが、やはり規模が圧倒的に小さいので、丁寧に見て回っても、1時間くらいで終了です。CISMAは2年ごとに開催されますが、訪れるたびに規模も広がり、海外勢の勢いを感じます。世界に目を向け、大きな流れを感じる事ができた4日間でした。

 

 

ダブルモーターのTK-801BLもあります。お気軽にお問い合わせください。
ダブルモーターのTK-801BLもあります。お気軽にお問い合わせください。
全自動給油ジグザクミシンも人気の機種です。
全自動給油ジグザクミシンも人気の機種です。

2019年

11月

02日

OEM (オリジナルブランド)の 革漉き機とミシンのこと

漉き機 中国製 評判
一部、背景を消しています。中国製漉き機です。
別角度から。ロゴのデザインも、台湾のTAKINGとほぼ同じですが、中国製です。
別角度から。ロゴのデザインも、台湾のTAKINGとほぼ同じですが、中国製です。

 

海外製のミシンはどれも同じでしょうか。写真で見ると、外見はそっくりでも、構造は異なります。

最近、五助屋レザーさんや、t.kannoさんのブログを読みました、というお話を多くの方から聞き、私どもも拝読しました。

 

お二人から、ZIT TOOLSは信用できるとの評価と、過去に当店のミシン類をご購入いただいたお客様方からも、温かいメッセージを多くいただき、地道な努力が皆様に伝わっているのだと、報われる思いです。

 

同時に、ミシンを販売する側の立場から、高額な商品を購入し、使い物にならないと分かった時のお客様の気持ちを考えると、辛く、言葉になりません。

  

同様のご相談や、わかりにくいと困っている方が多いので、お客様からよくいただく疑問に、今回初めて文章にすることに致しました。

 

まず、日本国内で販売されているTAKINGの製品は、弊社のみが取り扱っており、「TAKING」の名前で販売しています。

しっかりと機械製造に取り組むメーカーと、その各国代理店は、常に商品の品質にこだわっています。アフターフォローも欠かせません。

 

では、メーカー品ではなく、OEM(オリジナルのブランド名での販売)で製造された中国製ミシンとはどういうものでしょうか。

 

通常、ミシンは例えば国内ですとJUKI、BROTHER、Nippyのように、台湾ではTAKINGのように、製造メーカー名を冠して商品を販売します。販売するのは、メーカーが信頼している各国の正規代理店です。

 

OEMは、中国に無数に存在するメーカー(メーカーでもなく、小さな工場の場合もあります)が製造したミシンを、輸入業者が輸入し、ミシン屋さんに卸します。そのミシンにオリジナルブランドのプレートを付けて販売する方法です。

 

●中国メーカー → 輸入業者 → 販売店    

●中国メーカー →アリババ のようなEC → 販売店    

 

この2通りが、よくあるパターンです。

上記のような図式で、分断されているので、メーカーとの信頼関係や、技術共有、保証制度や長期にわたる部品供給システムも構築できません。

 

原価が利益に直結するため、少しでも安く仕入れるために、場合によってはミシンの仕入れ先工場が変わったり、部品の手配ができない、という現象が起こります。その場合ミシンの性能も、構成部品も、変わります。

台湾製と記載があっても、部品はすべて中国製という場合もあります。

  

もちろん真面目に製品を製造している中国メーカーもあります。その場合、その中国メーカーは大手です。原価も含め、ショールームなど、様々な中間コストがどうしても高くなり、販売価格も国産ほどではないものの、ぐっと高くなる傾向があります。

 

当店は、大手メーカーに直結するという、非常に珍しい方式なので、国内外中間コストがありません。そのため、性能は一流ながら、価格を圧倒的に抑えられています。しかし原価はやはり高いので、販売価格は正直申し上げて、ぎりぎりです。

 

次に、具体例を挙げます。上記の写真の革漉き機は、上海のミシン展示会の一角で堂々と販売されていた、「TAKING」プレートがついたものです。白も黒も、腕ミシンもありました。台湾のTAKINGとはまったく関係ありませんが、ロゴデザインはそっくりです。中国の小さな工場が商標登録した、中国のTAKINGです。TAKINGは、海外での知名度が高いため、一瞬来場者の目を引きます。

 

しかし、塗装の質感と品質が違うので、すぐにわかります。火花カバーや、注油穴があるのも、台湾TAKINGとは異なります。 

日本でも販売されていますが、名前はまたプレートを交換しているので、TAKINGではなく、オリジナルブランド名へと変わります。(※このメーカーのものは、五助屋レザーさんで指摘されていた漉き機とは、また異なります。念のため。)

 

実物を並べてみると、各部品の厚み、加工精度など、すべて異なっているのがわかりますが、写真だとわかりずらいですね。

 

台湾TAKINGも、もちろんこの存在を知っており、対応に苦慮していますが、他の業界と同様、中国では商標権侵害への取り締まりもありません。

 

このようなミシンが、海外や日本に輸出された後、オリジナルブランドのプレートが取り付けられて販売されているのです。

オリジナルブランド=どこで製造されたものかわからない、ということが起こるのです。

 

世界のミシン市場で、例えば台湾のTAKINGといえば、業界関係者であれば誰でも知っています。オリジナルブランド名は、当然ですが通用しません。

 

OEMがすべて悪いと言っているわけではありません。ただ、製造メーカーの名前を冠した製品と、OEM品の大きな違いは、製品に対する責任と覚悟があるかどうかではないか、と考えます。

 

また機会を改めて、世界最大のミシン展示会であるCISMAの報告レポートも致します。

 

TAKING 漉き機
台湾TAKINGのTK-802BLです。剥がれやすいつるっとした光沢塗装ではありません。
革漉き機 TAKING
台湾TAKINGの漉き機はベアリングで主軸を受けているため、軸への注油が不要です。その為、注油穴がありません。

2019年

10月

28日

八方ミシン TK-2971BLX-LB お客様のご希望に沿うということ

八方ミシン 台湾製 TAKING
TK-2971BLX-LB 試縫いも、軽々と進みます。
八方ミシン 台湾製 電動
ご要望をすべて取り入れた、電動八方ミシンです。モーターは、八方ミシン専用に調整したサーボモーターです。

京都より、八方ミシンTK-2971BLX-LB(大釜)の見学にお越し頂きました。さまざな種類の、治療用装具を制作されている会社の方々で、電動八方ミシンのご要望です。今までは国産八方ミシンの電動モデルをお使いで、古くなり買い替えとのことでした。

 

体幹装具の製作用で、持参いただいた、腰回りに使用する素材を使って早速手回しで試縫いです。ぶ厚いフェルトと革の間に、曲線の硬い芯が入っています。普段から八方を使いこなしていらっしゃるので、慣れた手つきで、ぎりぎりの際を縫いあげていきます。

体幹装具は耐久性としなやかさ、実用性が要求される非常に大切な装具です。

ZIT TOOLSの八方ミシンが、そのような装具の製作の場でご活用頂けるかと思うと、スタッフ一同うれしさもひとしおです。

 

初めに他社のミシン屋さんにも問い合わせされたそうですが、ご希望をまったく聞いてもらえず、ご納得いかずあきらめ、当店にお越し頂くことになったとのことです。手回しでまず品質を確かめて頂き、電動化のご相談にはいります。

 

お持ち頂いた素材と、ミシンを置くスペース、ご用途など、細かく打ち合わせをし、最適な電動モーター仕様を提案させて頂きました。素材が大きく、振り回し部分も深いため、フリーアーム(素材がぶつからない仕様)で、通常の足ふみペダルではなく、卓上用の移動型ペダルでの組み上げとなりました。押さえも、ご希望通りに加工して取り付けます。メッセージも頂き、大変ご満足頂く事ができました。

 

大変ご丁寧に対応くださり、こちらの要望にも親身に相談にのってくださった事、心から感謝しております。」「とてもコンパクトで、かつ動きはパワフルで従業員みな感動しております。」

 

大切なお客様のミシンですので、ご要望にひとつひとつお答えするために、ZIT TOOLSは努力を惜しみません。

八方ミシンは、もともと手回しで開発されたミシンのため、ご用途に合わせての電動化が大切です。卓上型、T脚型、ダイレクトドライブモーター型など、通常の腕ミシンよりも、電動化した場合バリエーションが多くなります。

 

八方ミシンの電動化について、ご質問やどのようなタイプが最適かご不明な場合は、どうぞご連絡ください。

もちろん、腕ミシンや電動革漉き機、ポストミシンなど他の機種についても、どのようなご相談もお気軽にどうぞ!

 

 

 

 

2019年

10月

21日

ビーズと革が奏でる作品展~TK-802BLをお使いのFleurs et bijoux様

電動革漉き機 TK-802BL 漉き機
漉きを入れた蓋、パーツの繊細さが際立つボックスです。
電動革漉き機 TK-802BL 革漉き機

Fleurs et bijoux主宰の西海様より、作品のお写真を頂きました。ビーズを使用したコスチュームジュエリーの作家さんです。電動革漉き機 TK-802BLを導入され、ビーズと革とファブリックを用いた作品作りに、ご活用頂いています。

漉き機は初の導入とのことで、実機見学にもお越し頂きました。早速素晴らしい作品の数々に漉き機の工程を取り入れて頂き、当店もうれしい限りです。トラブルもなく、とても快適にお使い頂けているとのことです。

 

下記のご感想を頂きました。

「自分の仕事の関係で、どうしても漉き機が欲しくなり、初めて漉き機を導入しました。実機を見ながら、丁寧に教えていただいたこともあり、設置、漉き、刃の研ぎなどなんとか自分で出来ました。サーボモータ-なので、音も静かですし、スムーズにすいすいと漉くことが出来ます。刺繍に使うために、かなり薄く漉かなくてはいけないのですが、問題なく漉くことが出来ます。色も黒と白で迷ったのですが、私の仕事柄白が良いのでは?という助言をいただき白にしました。正解でした。部屋にも作品にもマッチしています。使いやすいので、これからの作品つくりが楽しみになっています。」
漉き機の機械的な精度が高いと、0.1㎜単位の調整も自然にできるので、様々な漉きにすぐに挑戦していただけます。

 

西海様は、漉き機導入後すぐに、写真の作品を制作されました。左の口金ボックスは、蓋のピンク色の部分が薄く漉いた革です。刺繍をほどこした、小さな濃いピンクのパーツも革を細工してビーズのように使っていらっしゃいます。右側の時計は、ベルトが革になっています。こちらもごく薄く漉いて、ビーズ刺繍をほどこしてあります。

 

時計のベルトに仕立ててあり、ビーズの立体感が柔らかな革にほどよくなじんでいます。革は漉くことで、柔らかさと繊細さ、作品に仕上げた時の美しさが出てきます。

 

ビーズと革、布という異素材の組み合わせが、違和感なく調和しているのは、革が薄く漉かれているからです。布は特に薄いので、革に漉きがはいっていないと、調和は生まれません。

革漉き機によって生み出される、異素材同士の調和、新しいデザインの可能性を感じることができます。

 

西海様の個展が、10月29日~11月3日まで、サイト青山で開催されます。「青山一丁目」より徒歩5分ですので、ご興味のある方はぜひご覧になってはいかがでしょうか。

2019年

8月

19日

電動革漉き機 TK-802BL PUビアダル登場!

革漉き機 電動革漉き機 
PU製ビアダル 
革漉き機 電動革漉き機 
ノーマルビアダル 粗さ:中目

ご要望の高かった、ゴムダルが完成しました!TK-802BL専用で、ベアリング対応です。PU製なので、高負荷に耐え、耐久性も高く綺麗に回ります。薄物、繊細な革、ソフトでスムーズな送りを必要とする素材に応えます。通常は、右のノーマルビアダルで、もちろん問題なく、十分にご対応いただけます。

 

漉き機での作業は、ヘリを薄くする段漉きから始まります。革漉き機の導入当初は、それだけで大満足!という方も、だんだん慣れてくると、ベタ漉き、斜め漉き、幅広の斜め漉き、特殊漉き。。。と、制作されるものの幅が広がるのと同じく、さまざまな漉きへ挑戦したい、という気持ちが芽生えてきます。それは、漉き機がしっかりとご自身の道具になってきた証拠でもあります。

 

硬いヌメ革や、やわらかなヤギ革、エキゾチックレザーなど、以前は敬遠したり興味がわかなかった素材も、視野に入ってきます。素材によっては、より適した押さえ金の種類や、ビアダルなどを変更する場合があります。

 

先日、電動革漉き機をご購入頂いたお客様は、以前、替刃式の手動革漉き機をお使いでした。段漉きがメインでしたが、オーダーが増えるにつれ、扱われる素材の種類も増え、より高度な作品を作りたいと、限界を感じて電動革漉き機の導入に踏み切られたとのことです。革漉き機は、革を切る刃がそれこそ命なので、替刃だとどうしてもすぐに刃がなまり、コストもかかっていたそうです。

初めはおっかなびっくりで始めた漉き機にもすっかり慣れ、微妙な厚みも自由に出せるようになり、これからは新しい素材と作品作りに入るとのことでした。

 

ゴムダルは、オプション品で、絶対必要なものではありません。ただ、素材によっては、素晴らしく漉きやすく、綺麗な仕上がりになりますので、ご用途によってはぜひお求めください。

 

2019年

7月

20日

ZIT TOOLS のサイトリニューアル

現在、当店ホームページのリニューアルを進めています。今まで掲載できなかった機種の情報や、ミシンの詳細について、これから少しずつ増やしていく予定です。TAKINGのミシンや電動革漉き機の優れたところを、少しでもお伝えできればと思っています。

 

また、ZIT TOOLSでは、サンプル素材の試縫いや、試漉きも承っております。遠方のお客様で、実機見学にお越し頂くのが難しい場合、また縫い目を確かめたい場合、サンプル素材をご送付いただければ、すぐに試して返送させて頂きます。

 

最近の実例としては、国産の革用腕ミシンをお使いの方で、どうしても送り傷がつき、縫い目も締まらず綺麗に縫えないと困っていた方がいました。TAKINGの電動革漉き機をすでにお持ちで、ご愛用頂いていたため、ミシンはどうだろうと、思いついたとのこと。革サンプルを返送し、綺麗な縫い目にご満足頂き、買い替えをご決断されました。

 

ミシンそのままの性能を見て頂きたいので、試縫いや試漉きでは、よりよく見せるような加工や特別な調整はしません。そのまま縫ったり漉いたりして、実際の機械を感じ取って頂くことを大切にしています。

 

他店様で無理です、と断られたような手ごわい素材や、特殊な素材をサンプルで頂くことも多いのですが、皆様にご満足いただける結果を出して返送しておりますので、お気軽にご相談ください。

先日いただいた、試縫い素材です。目の詰まった硬い、栃木レザーのヌメ4mm厚と、3.5mm厚の革を貼り合わせています。硬くて、まったくしならない素材ですが、TK-341Nでサクサク縫えました。

栃木レザー ミシン

3.5mmの段差がありますが、縫い目幅が変わることもなく、糸も締まっているのがわかります。表も裏も傷跡がつかず、大変喜んでいただけました。


2019年

6月

05日

TK-802BL 革漉き機のご感想

埼玉のA様より、新型漉き機のご感想とお写真をいただきました。卓越した技術をお持ちの職人さんで、長年にわたって国産の漉き機をお使いの方です。

電動革漉き機 漉き機

「素晴らしい漉き機ですね!15年位、靴の職人をしているのですが、今まで触ってきた漉き機の中でも抜群に美しく漉けました。難しい0.3mm以下のベタ漉きでも楽々に漉けました。あっけないほど簡単に漉けてしまったので、拍子抜けしてしまいました。

深い漆黒のボディもクールで性能も評判通りの素晴らしい漉き機です。このような高性能の漉き機をご提供ください、ありがとうございました。漉き機で新聞紙を半分に漉く人もいると聞きますが、私より上手な人が使えばTAKINGの漉き機も同じことが出来るはずです。

うれしくて何度も書いてしまうのですが、他機種とは異なり、革がローラーで送られ漉かれる際に安定感を感じます。体感なので説明しがたいのですが。」

ベビーカーフの0.2mm厚漉き、なめらかな仕上がりです。
ベビーカーフの0.2mm厚漉き、なめらかな仕上がりです。

A様には、下記の追記もいただきました。

 

「手元に届いて数日が経ちますがに素晴らしい漉き機だと実感しております。
添付の写真でベビーカーフの端切れをベタ漉きをしたものがあるのですが、難しいベビーカーフで0.2mmのベタ漉きができました。いつも通りに気楽に設定したにも関わらずここまで漉けるということは漉き機のポテンシャルが高いからだと思います。本当に素晴らしい漉き機です。」

 

TK-802BLの特徴として、調整が楽、という事が挙げられます。漉き機初心者の方でも、「すぐに綺麗に漉けけた、ベタ漉きが簡単にできた」というお声を多くいただいております。

 

A様のように、長年漉き機をご使用になり、使いこなしていらっしゃる職人さんにとっては、特にその違いを顕著に体感して頂けるようです。弊社技術部でも、新型漉き機の安定感は確認済みですが、お客様の生のご感想が一番弊社にとっても参考になり、ありがたいお声です。ありがとうございました!

 

漉き機 台湾
柔らかな質感が伝わってくるベタ漉きです。
漉き機 台湾 TAKING

2019年

4月

22日

実機見学会開催中です♪

TK-341N 総合送りミシン TK-802BL 電動革漉き機
三重県からのお客様。TK-341N 総合送りミシンで試縫い中

当店のミシン類は、職人さんの間の口コミや、仕事でTAKINGを使っていたので、絶対自分のミシンも、という方が多くいらっしゃいます。もちろんTAKINGのミシンについてまったく触ったことが無い、というお客様もいます。実際のところ、ZIT TOOLSのミシンや漉き機はどうなんだろう?という場合、実機見学がおすすめです。

 

現在、東京の荒川区の倉庫と、練馬区の新事務所の二か所で、実機見学を開催しています。

荒川区では、すべての機種を実際に動かせます。練馬区では、電動革漉き機 TK-802BLを常設しています。

完全予約制のため、技術者がどのような疑問点にもしっかりとお答えし、性能を確かめて頂けます。

 

実は半信半疑できました、という方や、工業用ミシン屋さんを色々回って、どうしても納得できる機種がない、と疲れ果てて、最後にたどり着くお客様もけっこういらっしゃいます。

ポストミシン TK-591
栃木からのお客様。TK-591 ポストミシンをご持参頂いた革で

関東近郊の方が多いのですが、お仕事の都合に合わせて遠方よりお越し頂くこともあります。

初め緊張の面持ちでいらしたお客様方も、ミシンを前にして顔がほころび、「静かな音ですね!家の職業用ミシンより全然静か」と驚かれたり、「こんな手ごわい厚物も平気で縫えるんだ~縫い目綺麗だなあ」と時間を忘れて楽しんで頂いています。

 

ホームページではお伝え切れない細かな点をお伝えしたり、お客様の抱えていた不安点も一気に解消されるのも、見学の利点です。

 

糸通しの方法から確認される、初心者の方から、長年JUKIなどのミシンを使い倒してきた、という職人さん方まで、様々なご用途と経験をお持ちの方がいらっしゃいます。

 

楽しみながら、ゆっくり過ごされる方や、さまざまなミシンを体の一部のように使いこなす熟練の職人さんが、5秒ほど踏んで、「あーこれはいいね」と即決頂く場合もあります。

そして本当に多くの方に「来て良かったです!安心しました。」と言って頂きます。

新事務所では、現在、電動革漉き機をお試しいただけます!
新事務所では、現在、電動革漉き機をお試しいただけます!

もちろん、遠方の方でなかなかお越し頂けない場合や、見学が難しい場合でも安心して導入いただけるよう、ご購入前のご相談や疑問点への回答だけでなく、無期限のアフターフォローもしっかり行っているので、ご安心ください。

お電話でのご相談もお気軽にどうぞ!

 

最後に、新事務所内のワークスペースをちょこっとご紹介します。同じ練馬区内ですが、新事務所が完成し、今春に移転完了しました。モノトーンで統一したワークスペースは、はしごなどもあって、隠れ家的な雰囲気です。

写真撮影時は、なにもないがらーんとした場所でしたが、現在は機械類で少々ごちゃごちゃしています。

これから、この場所でワークショップ等、いろいろと開催していく予定ですので、機会がありましたら、ぜひご参加ください。

 

ご見学のお申込みや、製品のお問い合わせは下記にて随時承っています。

 

TEL:080-4326-2120

Mail:info@zit-tools.com

2019年

4月

17日

革漉き機 TK-802BL 新登場!

新型モデル 電動革漉き機 TK-802BL 
新型モデル 電動革漉き機 TK-802BL 

初夏の日差しになってきました。しばらくブログの更新ができていませんでしたが、大忙しのZIT TOOLS一同でした。 

弊社の新事務所が練馬区に竣工し、新たな一歩です。新事務所については、また詳細改めてお知らせいたします。

 

先日、新型の電動革漉き機TK-802BLがついに発売となりました。TAKINGの製造技術部が総力を結集し、研究開発した自信作です。

漉き機の改良というと、いったいどこに改良の余地があるのか?と思われがちです。

 

革漉き機自体がある意味、とても合理的な構造で、完成形のイメージが強い機種だからです。

従来型のTK-801BLの性能も非常に良かったので、日本の技術部でも新しいTK-802BL(見た目や、構成部品の種類は変わりません)の性能は実際に漉くまで未知数でした。いざ試してみると...驚きの結果でした。

 

まず、圧倒的な安定感です。言葉でお伝えするのは少々難しいのですが、漉いたとき、革の流れ方や送りがはっきりわかるほど安定感があります。「なめらか」というのでしょうか、ブレがない、流れるような漉きができます。難しいはずのベタ漉きも、漉き機初心者の、当店スタッフが試してみても、綺麗に漉けました。

漉き機のページでも少し紹介していますが、ビアダルのシャフト、砥石支えやその他にベアリングを組み込み、しっかりと回り続けます。

 

左図で示した通り、ビアダルの軸が一回り太くなっています。砥石受けも大きく、しっかりと回転運動を支えています。

 

TAKINGの漉き機が、一般的な漉き機と大きく異なる点として、主軸もベアリングで受けているので(ここは801BLも同じです)、耐用年数、ブレのなさ、といった大切なポイントが秀でています。メンテナンスもとても簡単です。注油がほとんど不要で、主要部品の消耗劣化が格段に抑えられています。

 

すでに802BLをお届けしたお客様方からも、感激のご感想多数いただいており、TAKINGの社長や技術部が、自信をもって発表した新モデル、さすがの完成度です!

 

2018年

4月

09日

良き道具として

LEATHER FACTORY THESEUS様のご紹介です。 コバの隅々、厚み、バランスが美しい、細部まで丁寧に作りこまれた作品を制作されています。
作品を拝見してもわかりますが、道具への接し方も、とても丁寧で、制作にかかわる道具類すべてが、大切にされていることが伝わってきます。
下の写真は、THESEUS様が加工した、オリジナル押さえです。左下が、一般的な通常サイズの中割れ押さえ(当店では製品名:S-03)です。

もちろんこのままでも糸目が見やすく、普通に使用できますが、自分好みに、外押さえの向かって右と、中押さえの片足を切り取り、オリジナル押さえを作成されています。さらに小回りが利いて、糸目も目で追いやすくなっています。

押さえの素材はもともと加工しやすい硬さなので、自由に切ったり削ったりが可能です。用途によって、そのままの押さえを使用したり、バリエーションの中から一番近いものを選び、それをより使いやすいようにちょっと加工したり、自分だけの押さえを作ることもできます。

ありがたいメッセージもいただきました。

『初めてのミシンで最初は四苦八苦しましたが、自分の作りたい物に押えなどを加工し、自分好みのミシンに合わせていく!とベテランの言葉をいただき、相棒ではなく体の一部のように何度も加工・練習し、いまではなくてはならないものになりました。
ZITさんにも、些細な事まで丁寧にご対応いただき今のTHESEUSのミシンがあります。
本当にありがとうございます。
今はまだ手縫いの割合は多いですが、これから新たな材質でバッグなどに取り組む予定です。
革漉き機は何もいう事がないくらい最高で、大活躍です。
ZIT TOOLSさんこれからも何かとよろしくお願いいたします。』


THESEUS様、ありがとうございます!

 

2018年

1月

25日

革漉き機と流れる年月

Handmade Leather goods t.kanno』のKanno様から、お写真を頂きました。技巧を凝らしたガンベルトは、もはやアートの域です。

 

伝統工芸の職人さんは、年月を重ねるごとに、技が磨かれ、熟練を重ね、極みに近づいていくと聞きます。レザークラフトの世界も同様なのだと感じます。

 

漉き機を導入頂いてから、はや4年の月日が流れました。ご購入以来、一度も不調になることなく、kanno様の作品制作に携わっているとのことです。

 

まず道具ありきというくらい、制作に道具は重量な役割を果たしますが、作り手あってこその道具であることに変わりありません。蔭ながら、作り手様の制作、創造に寄り添い、お役に立てる機械を提供したい、というのが私達ZIT TOOLSの変わらぬ思いです。

 

左下は、アメリカの"17th Wolrd Leather Debut"で1位入賞を果たされた際、The Leather Crafters & Saddlers Journal に掲載された作品の写真です。

 

真中は、110センチのベルトのヘリ漉きです。カービングを施した後の、110センチの漉きは、失敗が許されない、想像するだけで緊張する作業ですが、見事に漉ききっていらっしゃいます。機械が手の一部のように馴染んでいるからこそできる技ですね。ガンホルダーのヘリ漉きから、ヘリを段にしてからの穴開けと、細部にわたって漉き機をご活用頂いています。

 

これからもKannno様のご活躍に目が離せません。お写真ありがとうございました!

 


 

 

2017年

12月

14日

SINCE 1976...

横須賀のChami's Leather Works 様から、メッセージを頂きました。丹念に彫り込まれたカービングの立体感が、こちらに迫ってくるような素晴らしい作品を制作されています。

Chami's様のインスタに時折現れる美しいお嬢さんは、モデルのみなみさんです!

『革漉き機を新調するにあたり これまでとは別のメーカーのものに興味が湧き、ネット等で色々調べて行くうちに 台湾のTAKING社製の漉き機に出会い驚きました。

 「エッ!?? 新品なのに この値段??」   某有名メーカーの中古品と同じ位の価格! そして既にこの機種を使っていらっしゃる方々のブログを読んでいくうちに自然に購入機種が決まっていきました。まずは直接聞いてみようと思い、皆さんがおっしゃってた感じの良いと評判の「ZIT TOOLS社」の女性社長さんに電話!話していくうちに購入の流れに!漉き機が届いて使える状態にするまではちょっと大変だったけど、組み立てて見て改めて新品にして良かったと実感しました。
 全体的にコンパクトだし、作動時も静かで何より砥石の回転が別操作なのが嬉しかったり、黒塗装の質感も好みだし、「TAKING TK-801BL の漉き機にして良かった」って大満足しています。 そしてその日のうちに漉いた革屑を溜めておく引き出しを本体下にセット。その隣には同じ構造の道具入れもついでにセット!これで更にコンパクト!「使い勝手も良くなった」とまた満足! 
翌日から本番に使用。
 別買いのベタ漉き用スペシャル押え金にも感動!と、言う訳で良い買い物したなって感じです。
次は 今まで使って来た職業用のミシンにも限界を感じてきたので同じくTAKING社製の腕ミシン「TK-341N」をついに導入決定! 
届くのが本当に 楽しみ!!!ZIT TOOLS社さん! またお世話になります。今後とも宜しく お願いいたします。 m(_ _)m』

Chami's様とお話しした際、国産漉き機から買い替え時には、色々調べて頂いたとお聞きしました。当店の製品をご購入頂くにあたって、見学にいらしたり、「事前に調べ尽くしました」という方がたくさんいらっしゃいます。吟味して、最終的に当店の製品を選んで頂き、またご満足頂けるというのは本当にうれしい事です。近日お届け予定のミシンも、すでにご愛用中の方々同様、きっとご満足いただけると思います。ありがとうございました!

2017年

10月

06日

CISMA 2017 in 上海

展覧会の会場時間が近づき、来場者を迎える準備にとりかかっています。新製品もお披露目です。
展覧会の会場時間が近づき、来場者を迎える準備にとりかかっています。新製品もお披露目です。

9月26日~29日にわたって、中国の上海で開催された『2017 中国国際縫製機器展覧会 (CISMA)』に参加しました。2年毎に開催される、世界最大の縫製機械展示会です。日本でも小規模のものはありますが、やはりCISMAは広い!という印象です。

 

一日かかっても回り切れないほどで、人々の来場者数も桁違いで熱気と緊張感に包まれています。

TAKINGも、もちろん出展しています。ブルーを基調とした広いブースには、様々な来場者が訪れ、スタッフは対応に追われながらも、心地よい緊張感を楽しんでいるようでした。

 

TAKINGの社長や、スタッフ数名とも一年ぶりに会うことができ、ミシンや漉き機の構造談義や新製品の話で盛り上がりました。

 

CISMAには世界各国から多くの縫製機器メーカーが集まり、あらゆる工業用ミシンに直接触れることができます。逆に言うと、性能の差がメーカーによって一目瞭然だったりします。

TAKINGは、厳しい目を持つ各国バイヤー達から長年にわたって信頼され、高評価を受け続けています。

 

CISMAは、ちょっとしたお祭りのような楽しさがあります。大型刺繍機や縫製機器部品や周辺機器も含め、大小関わらず様々なメーカーの熱意や意気込みを感じることができました。

また2年後ですね!

2017年

9月

25日

ポストミシンができること

ポストミシン TK-591
さすがマスクアーティスト、素顔は謎に包まれています・・・

MJ Factory のM様から頂いた、ポストミシンによる作品のご紹介です。

M様は、元々ハワイ在住のプロレスリングマスク作家さんです。アメリカ、カナダ、イギリスのレスラーの方々のマスクを制作されています。日本に拠点を置くにあたり、TAKINGのポストミシンを導入頂きました。

 

『最近のTAKINGで仕上げたマスクの写真です。2枚のマスクもTAKINGで仕上げました。
厚手の合皮や皮はやはりパワフルです。』

 

TAKINGのポストは、上下車輪なので、複雑な曲線もしっかり押さえて縫いずれもなく、自由に縫うことができます。

マスク制作は頻繁に糸を変えるので、自動糸切モデルTK-591Tを提案させて頂きました。

 

靴の制作や通常の制作には、糸切りは不要なので、TK-591で充分対応頂けます。

工業用ミシンの場合、ミシンの種類によっては、多機能が不要な場合も多く、不要な機能のせいでメンテナンスが難しくなったり使いにくくなったりすることもあります。

当店では、常にお客様に一番合ったモデルを提案しております。

 

マスクの制作には、微妙なライン、革だけでなく合皮や異素材の重なりをきれいに縫えるミシンが必要です。
マスクの制作には、微妙なライン、革だけでなく合皮や異素材の重なりをきれいに縫えるミシンが必要です。

2017年

8月

24日

段漉き!スペシャル押え金登場

ベタ漉きになくてはならないベタ漉き用スペシャル押え金は、ZIT TOOLSの定番商品です。とても使いやすいので、他に種類はありますか?というお問い合わせも度々ございました。

 

そこでENGAWAさんが新たに開発された、段漉き用押さえのご紹介です。

 

ベタ漉き用はエッジの丸まりが強いので、ベタ漉きには最適ですが、段漉き向きではありません。

段漉き専用押えは、使いやすい絶妙な幅、角度、エッジの丸みと滑らかさが出るよう加工しています。もちろん、テフロンコーティング加工を施しているので、革あたりも優しくスムーズに送ります。約8mm幅と使いやすく、ふっくら立体形成にしたい部分も、美しく仕上げます。

 

ベタ漉き用スペシャル押え金同様、道具の大切さが実感できる押え金です!

 

※当店で販売している押え金は、すべてTAKINGの純正押えを使用しています。

 

2017年

8月

22日

革漉き機、新しい出会い、新しい作品

先日ご購入頂いた、横浜のPharosにブログで取り上げて頂き、下記のメッセージと素敵な作品のお写真を頂きました。ご購入前に先日の革日和イベントにご来場くださり、実際に試し漉き頂くことができました。お客様と対面でお話しできるのは、私共にとっても本当に楽しい時間です。

 

『この度は、製品も無事届き、初期設定、動作環境、諸々を整え、日々物作り活用させて頂いております。お陰様で、当該機器の便利な事驚きも、嬉しさも感じております。ありがとうございます。』

 

革製のイヤホンネックホルダーは、シンプルながら上質感があります。プラスチック製の製品があふれる中、革のあたたかみや高級感が添えられると、ほっとしますね。

小物入れも、漉きが各パーツに入ることによって、一気に完成度が上がり、手になじむしなやかさが出ます。漉き機無しではどうしても実現できなかった、新しい作品が生まれる瞬間です。漉き機は革の良さを最大限に引きだす道具だと気づかされます。

 

Pharos様、ありがとうございます!

2017年

6月

08日

TK-341N太糸対応倍釜ミシンなど

上糸0番まできれいに縫えると、ご好評頂いている太糸対応倍釜のTK-341N総合送りミシンですが、以前はホームページに掲載していないモデルでした。一般的な太糸対応のミシンは、改造を加えたり、部品を足して仕様を変えたものが多く、壊れやすく安定しないという弱点があります。太糸を安定してしっかり縫えるミシンはなかなかないので、お客様方のご要望が高く、以前は工場向けだった341Nを通常ラインナップに加えることになりました。その頃、341Nを導入頂いた三重県のH様からのメッセージを紹介させて頂きます。

様々な一点もののオーダー作品を制作されています。
様々な一点もののオーダー作品を制作されています。

『私たちは夫婦で1994年から田舎の片隅でブティックを経営してきています。去年から特別商品として手縫いのオーダーバッグをコツコツと50型くらい作って販売してきましたが、1個作るのに2・3日もかかってしまうことから、ネットで中国製の「レザー縫製専用ミシン」を購入しました。


使っているうちに「輪になった片方のマチが縫えない」、「力が弱いので革が重なった部分では同じところを縫ってしまう」、「まっすぐ縫っている途中、目が飛んだり、一針右にずれる」 など思うようにいかず、修正するのに余計に時間がかかってしまい手縫いに戻してしまいました。

そこでバッグの作り方をもっと知るため「革バッグ製作教室」に通ったところ、革を縫うのに最適なミシンは「総合送り」で「腕ミシン」だと。そして縫いやすいように「革漉き機」が必須だと知りました。その教室で紹介してもらったミシン屋さんではこの「総合送り腕ミシン」と「革漉き機」両方でかなりの金額になってしまい、とても購入には踏み切れませんでした。


そんな時、ふとZIT TOOSさんのTAKING 総合送り腕ミシンが安くて良いという記事を見つけたのです。以前「手動革漉き機シャーフィックス」を買ったときもちゃんと対応して頂いていたので安心感もありました。 「裏表5番糸で縫いたい」 「段差も縫えるように」 などとリクエストした所、ホームページには載っていない特別な型を提案して頂き、即刻決めさせて頂きました。

購入後も「革漉き機でベタ漉きがうまくいかないので教えて欲しい」と質問してもちゃんとコツを連絡して頂いたり 「もうひとつ新しいミシンの押さえを」と連絡してもすぐに対応して頂いただいています。同時に「八方ミシン」も購入し、とても便利に使わさせて頂いています。この頑丈なミシンたちは壊れることはないと思いますので、申し訳ありませんが、もう新品を購入することはないと思いますが、今後もアドバイスよろしくお願いいたします。』

 

H様、メッセージありがとうございました!

お客様にお問い合わせ頂いた場合、お客様のご用途に合う一番良い機種を提案させて頂いています。必要のない部品や、不要な機械は一切お勧めしません。「買ったら終わり、売ったら終わり」ではなく、アフターフォローに期限はありませんので、末長くお使い頂けます。

 

2017年

2月

14日

TAKING! TAKING!

TAKING本社と、TAKINGの工場を訪問しました。東京は真冬ですが、台湾は薄い上着一枚で充分の暖かさです。TAKINGのJack 社長やスタッフと久しぶりの再会を果たし、既存モデルのさらなる改良に加え、今後の新製品展開へ向けた双方向の議論は長時間に及び、実り多いものとなりました。

 

工場では、熟練工の皆さんが、製造の現場という緊張感の中、丁寧に多種多様なミシンを組み立てています。針棒の動きの確認試験や、試縫い試験では、一台一台驚くほど長い時間をかけてミシンを動かし、丁寧に試験していきます。

 

数々の会議と工場視察を終えた後は、恒例のお食事会です。冷えた台湾ビールと台湾料理(台湾料理は、日本人の好みに合う味付けが多く、何を食べても美味しいです!)を頂きながら、話に花が咲きました。

 

寸分の狂いも許されない箇所です。担当技術者の確かな眼で確認します。
寸分の狂いも許されない箇所です。担当技術者の確かな眼で確認します。

動画でお伝えできないのが残念ですが、超高速で長時間、機械の動きを徹底的に見ていきます。一台一台、気を抜くことなく行う作業です。わずかな狂いも見逃しません。すべての検査に合格したミシンだけが、製品として出荷されます。

 

試縫いも徹底的に行います。条件を変え、長い距離を縫い続けます。ミシンの横には、試縫い後の革が山のように積み重なっていきます。


右はTK-801BL電動革漉き機です。ヨーロッパの安全基準の引き上げに伴い、ベルト部分と丸刃下部を覆うカバーが付きました。

ヨーロッパでも、TAKING製品はとても人気です。TAKING社は、弊社を含めた世界各国の代理店の意見や要望を取り入れ、デザイン性のみならず、安全性、操作性、性能の向上を常に研究しています。※現在、日本入荷分もこの新デザインになっています。

左が新デザインです。安全性と高級感を兼ね備えています。
左が新デザインです。安全性と高級感を兼ね備えています。

2016年

11月

16日

工業用ミシンへ STEP UP!

熊本県のK様から、うれしいお便りを頂きました。

 

『レザークラフトに興味を持ち、独学ですが、これまで手縫いのみで製作してきました。ありがたいことに少しずつオーダーいただく件数が増えてきたのですが、オーダーが増えると今度は圧倒的に作業時間が不足するようになってしまい、“そろそろミシンの導入も検討する時期かな”と考えるようになりました。

 

しかし、工業用ミシンなど触ったことも見たこともありません。そもそも素人の私に簡単に扱えるようなものではなさそうだし“いつか縫ってみたいな・・・”と思うだけでした。Webサイトで調べるうちに、TAKINGのミシンを知り、新品でも手の届きそうな価格であったことから、ミシン導入も現実的になってきました。

 

当方田舎のため、近くに工業用ミシンの取扱店もなく、入手するとなればネットで注文するかオークションということになりますが、後々のサポートを考えると、どこでどのようなミシンを買い求めたらよいのか、なかなか決められませんでした。

ZIT TOOLSさんに思い切って商品について問い合わせしたところ、すぐに丁寧な回答をくださり、ここならば買った後も色々と相談に乗っていただけそうだと思い、購入に至りました。

ミシンが届いて早速、その日のうちに試し縫いをすることができました。

 

詳しい知識や経験がなくてもきれいに縫うことができました。裏面の糸目もきれいに整っています。

もっと機械の大きな音がするのかと思っていましたが、想像以上に静かで、びっくりしました。

うちにある家庭用ミシンの方がうるさいくらいです。

工業用なので、細かい取扱説明書が無いのは覚悟していましたが、これからたくさん触って、調整やメンテナンスが上手にできるようになりたいです。

かなり長い期間購入を迷っていましたが、購入してよかったです。もっと早く買えばよかったと思いました。素敵なミシンをありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。』

 

当店のお客様には、ミシンを長年使い慣れている工房や制作会社の方が多いのですが、K様のように初めて使われる方や、職業用ミシンからステップアップする方も、もちろんいらっしゃいます。手縫い制作や職業用ミシンから工業用ミシンに移行すると、作業効率は飛躍的に向上します。ただ、その際に皆様が特に気になるのが手縫いで微妙な加減をしながら一目一目美しく縫っていたものが、ミシンでもきちんと再現できるのか、アフターフォローはどうか、という点ですが、心配ご無用です。K様とは、その後のやりとりで、ミシンの構造を『知れば知るほど買ってよかった!と思います。』とおっしゃって頂けました。

 

本当にありがとうございます!

 

2016年

9月

21日

TK-801BL 革漉き機とRock Days

京都のTommy様から、革漉き機についてご感想を頂きました。Tommy様はレザークラフターでありながらドラマーでもあり、日々クリエイティブな活動をされています。

 

『漉き機は中古のニッピしか使ったことがないので比較になるかわかりませんが、 初TAKINGは使い易さに感動です!
まず静音さにとても驚きました。たまに電源切るのを忘れてしまうほどです^^;


あと研ぐ用のレバーが付属なのも砥石と円形刃が独立して同時回転しないところが良いですね。 実際の漉き具合は、スーッと流れるようにキレイに漉けるのが感動です。

 

中古のニッピを使用してたときは、スピード調節が難しく苦手だったのですが、マシンによってこれだけ違いがあるのかと驚きました。 上手くなった気がしてます(笑)以前購入させて頂いた手動革漉き機は、見た目のフォルムなどとても気に入っていたのですが、 もう電動の味をしめてしまうと手放せませんね^^』  

革漉き機 
さっそく円形漉きや、縁返しも試して頂きました!

 

当店のサーボモーターは、静かだとよくご感想頂きます。最高速度などの速度調整も簡単で、足の踏み加減で自由にコントロールできます。モーターはあらかじめ、TAKINGの漉き機に最適な速度と諸設定を行っているので、試漉きの段階から、ぴったりと馴染んでいます。漉き機自体の性能の大切さは言うまでもないのですが、漉き機、モーターとの組み合わせといった全体のバランスが、革漉き機の使い心地を決定するのです。

革漉き機を使用して創作したボストンバッグの写真も頂きました。きれいなフォルムが出ていて、中身のポケットのヘリ巻きも薄く仕上がり、柔らかさが伝わってきます。長めの持ち手が素敵ですね。他に、漉いた時の革の状態など、Tommy様のブログに詳しくご紹介頂いているので、ご参照いただけましたら幸いです。 

Tommy様ありがとうございます!!

2016年

9月

20日

色々得意です。半回転シャトル 極厚用腕ミシン 平ミシン

最近納品させて頂いた、TK-243のご紹介です。こちらは、極厚物用1本針本縫半回転シャトル大釜 ミシン になります。

用途は通常の鞄や、革製品、小物類ではなく、テントやソファー、安全ベルトなどの極厚かつ堅い素材を縫うことができます。

 

写真ではすっきりとしたミシンに見えますが、ヘッドだけで約63KGもあるため、台に乗せる作業も慎重に行います。

通常の工業用ミシンでも30~40KGありますが、60KGを超える極厚物系は、とても迫力があります。

このミシンは、剣道の胴着を縫製する工場に導入頂きましたが、らくらく縫えると大変ご満足頂いています。 

こちらは、TK-2973BLX-LBの電動仕様です。

乗馬ブーツや、バイク用品、堅くて曲がらない長い筒ものでもロングアームがしっかり縫い上げます。

 

珍しいご用途としては、馬車のパーツ制作をするために、遠方の工房に導入頂いたこともあります。制作にはロングアームの八方ミシンのみ対応できるということでした。

こちらもヘッドが40KGを超えます。

 

通常の工業用ミシンでも平均30~40KGは普通に超えるので、職業用ミシンの平均重量の10KGと比較すると、圧倒的な違いがあることがわかります。この重さこそが、工業用ミシンの抜きんでた性能、頑丈さ、耐久構造を物語っています。

 

当店では、お客様の様々なご用途にお応えしています。TAKINGは、皮革専用の工業用ミシンだけでも何十種類と製造していますので、特殊用途のミシンをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

 

2016年

9月

06日

TK-801BL&TK-8B 総合送りミシンと漉き機があれば無敵

TK-801BL TK-8B TAKING
窓越しの緑の風景に映えるTK-801BLとTK-8Bです。
本日はAtelier Metier様のご紹介です。洋服づくりのすべてを手掛けられている奥さまと、こだわりの革製品を制作されているM様の、長崎にある素敵な工房です。
当店はリピーター様が多いのですが、長いお付き合いの中で、新しく工房を立ち上げられたり、新プロジェクトを展開されたりといった変化も多く、お客様のご活躍を拝見するのはとてもうれしく思います。
Atelier Metier様には以下のメッセージを頂きました。
「漉き機の購入から2年が経ち、作業効率を考えミシンの購入を考えていました。
国内メーカーでの購入も考えたのですが、長崎には腕ミシンを扱えるミシン屋さんが中々無く、 漉き機でお世話になったZIT TOOLSさんのホームページを見て、漉き機購入の時も親切に対応して頂いていたので、 電話にて話しを聞き購入に至りました。漉き機の時同様に不安な所は丁寧に説明して頂き、安心して購入出来ました。」
ミシンと革漉き機が工房のインテリアの一部に溶け込んで、穏やかで落ち着いた空間になっています。漉き機も総合送りミシンもすっきりと収まるサイズなので、置きたい場所にぴったりはまりましたという声も良くいただきます。Atelier Metier様、ありがとうございました!

2016年

8月

05日

総合送りミシン続々 腕ミシン TK-8Bの評判は

※追記→延長テーブルのお取り扱い開始です

 

今日はご好評頂いているTK-8Bのご紹介です。右は宮城県のお客様から頂いた写真ですが、ご購入前にはとても悩まれたそうです。というのも以前、他所でお買いになったミシンが不調で(動きに引っ掛かりがあり、縫いが安定しなかった)、修理も不能でどうしても直らず、返品されたそうです。

 

それ以来、インターネットでの購入に大きな不安があり、躊躇があったものの、最終的に当店にご連絡頂きました。メールのやり取りを経て、ご購入に踏み切られました。

 

当店のミシンは『思い通りに動いてくれるのでとても良いですね。良き相棒になってくれそうです。値段もお手頃なのも助かります』また、『一番大事な工作精度の高さや縫い目の安定度などがしっかりしています』とご感想頂けました。

 

ミシンを製造する工場は海外に星の数ほどありますが、流れ作業で組み立てる大量生産型ではなく、専門知識と技術力を備えた工員が、部品の加工含め一台一台組み立てている工場は、実は限られています。

 

ミシンはまさに「糸目が命」ですが、性能の良いミシンでない限り、綺麗に締まった整った糸目は出ません。

 

TK-8Bをお使いになっている方には、皆様糸目がきれいとのご感想頂きます。 また、インターネット店舗だからこそ、アフターフォローもしっかりと対応しております。

兵庫県のM様からも、総合送りミシンTK-8Bの詳細なご感想を頂きました。

 

『今までは手縫いで仕事をしていましたが、仕事量が増えて手縫いでは追いつかない状況
になり、ミシンの導入を検討しました。

導入にあたり、国産・中古品など色々と検討しました。
国産新品は予算的に厳しく、近くのミシン屋にも国産中古の程度の良いものがなかなかありません。
インターネットで中古品を買う手段もありますが、メンテナンスをことを考えると20万円もする品は買えません。

そのうち色々調べていくうちに、外国産で新品という手もあるんだと。TK-8Bミシンは、価格が国産中古と同額程度で新品。 調子が悪くなった場合などのアフターサービスやメンテナンスなども対応。 問い合わせ時のZIT TOOLSさんの対応も好印象でした。 以上のようなことから、TK-8Bミシンの導入を決定いたしました。

届いたTK-8B総合ミシンは、設置調整後すぐに使用することができました。 納品後約1ヶ月ほど経ちましたが、順調に仕事に活躍しております。サーボモーターは静かで、スピードなどの設定も簡単に変えられるのも便利です。これからも大切に使っていきたいと思います。』

 

M様には、『一つだけ気になった点』としてスイッチボックスのコンセントの抜き差しが固いというご意見も頂きました。ボックス内の部品を緩めることにより解決頂いたのですが、早速この点についてチェックを行い、改善致しました。

 

皆様、貴重なご意見、ご感想頂きありがとうございます!

 

2016年

8月

01日

漉き機は HOT ROD(ish)! 

革工房Clumsy Life様のご紹介です。バイカ―革製品だけでなく、様々なオリジナル作品を制作販売をされています。

 

バイカ―系の作品というと、堅いヌメを使用した、ハードなイメージが先行しますが、高度な技術に裏打ちされた作品は、手ごわい革にも関わらず、滑らかさ、しなやかさがしっかりと表れています。その工程には、様々なパーツへの漉き加工はもちろん外せません。

 

T様は、ニッピ製NP-2も所有していらっしゃいますが、TK-801BLを導入後は、出番はほとんど無くなったとのことです。「実際に使ってみてとても良い買い物をしたと実感してます」、「TAKINGは精度も非常に高く、理想通りの厚さに漉けるので助かってます。」とのありがたいご感想も頂いております。

 

Clumsy Life様の工房は、Classic Americaそのままに、どの風景を切り取っても格好良く、作品同様こだわりの世界観が伝わってきます。当店の801BLはT様ご指摘のようにちょっとホットロッドな雰囲気もあり、その風景を壊すことなく置いて頂けるのが、とても光栄です。


T様は、レザークラフトの本の執筆もされています。とてもわかりやすく、革制作関連の本を探した方なら、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

様々な企業や分野の方々とコラボされ、新しい作品を生み出し続けているClumsy Lifeさん、これからも目が離せません。

 

当店の漉き機は「毎日元気にフル稼働してますよ^ ^」とのこと、本当にありがとうございます!!

2016年

5月

24日

受賞おめでとうございます!

Handmade Leather goods t.kanno』のK様から大変うれしいニュースをお聞きしました。Holisters Tooled(カービングを施したホルスター)が、本場アメリカのシェリダンで開催されたコンテストで見事2位に入賞されました!写真からも伝わる繊細な技巧に圧倒されます。

ホルスターというと、堅い革がハードで、いかついイメージが先行しますが、K様のホルスターは細部にまで工夫が凝らされ、繊細さとしなやかさが備わっています。

日本の作家さんが、海外で認められるというのは、素晴らしい事だと思います。技巧のみならず、日本ならではの繊細さ、新しい感性が、文化の壁を超えて審査員の方々に訴えかけたのではないでしょうか。

この作品には漉き工程を各所に取り入れているため、当店の革漉き機を各パーツ漉きにご使用頂きました。うれしさもひとしおです。

会場でのプロジェクターショット、素敵ですね。
会場でのプロジェクターショット、素敵ですね。
長いベルトも、正確な漉きで見事にに漉ききれています。
長いベルトも、正確な漉きで見事にに漉ききれています。

実はK様の受賞はこれだけではありません。日本革工芸展でも入賞されています。コロンとしたフォルムが素敵なダレスバックです。凝った持ち手に桜と菊という和の文様と、サイドの花々が映え、伝統的ながら斬新かつ大胆なデザインですね。日本革工芸展は6月9日~12日まで、池袋の東京芸術劇場で開催予定です。

ぜひクリックして、大きな画像でご覧ください。
ぜひクリックして、大きな画像でご覧ください。

このバッグにも漉き機を様々にご活用頂きました。K様には、約2年前に革漉き機を導入頂きましたが、目を見張るような作品を次々に制作されています。これからも、一層のご活躍をお祈り申し上げます。ありがとうございました!

2016年

5月

17日

TK-801BL&TK-8B&スペシャル押え金★

TK-8B 総合送りミシン
当店でお取り扱い中のLEDライトも重宝とのこと、ありがとうございます!

3年前に電動革漉き機をお買い上げ頂いたO様に、総合送りミシンも導入頂きました。お電話で久しぶりに会話が弾むと、3年前が思い起こされ、お客様との年月がうれしく感じられます。

 

O様から、ミシンとスペシャル押え金についての詳細なフィードバックを頂きました。

 

『TK-8B 総合送りミシンはとても安定して縫えるので安心して使えますね。
購入前に気になっていたシリンダーの大きさも実機を見るとシリンダー上部が一段盛り上がり針板の部分が狭くなっているので、小回りも利きます。
以前から使っていたTE-6B(下送り)では段差や滑りに悩まされ必ず試縫いをしていましたが、そんな悩みは一気に解消されました。水平釜で糸の締りも良いですね。
使い始めて最初に思ったのですが、ミシンの作動音がとても静か!! イメージ的には、力強い作動音かと勝手に思っていました。
TAKING社の部品加工精度や組立精度の高さが覗えます。サーボモーターも低速、高速と 簡単な設定で、縫う素材に応じて速度調整ができるのは有難いです
ミシンとサーボモーターの組合せが絶妙で、厚みのある革も薄手の革も神経質にならず縫って行ける頼もしいミシンです。 革漉き機に続いて手放せない1台になりました。
これから中古ミシンを検討されてる方、総合送りミシンにステップアップを検討 されてる方にも
お薦めのミシンですね。』

 

TK-8Bは、腕ミシンの中でも上位機種になります。このパワフルなミシンに合うのが、当店のW-90Jモデルの強力サーボモーターですが、小型で操作性抜群です。

スペシャル押え金 電動革漉き機
O様の、特注25mmスペシャル押え金
革漉き機
上側が広め、下側が小物の折返しでよく使う幅との事です。

また、電動革漉き機についてもコメントを頂きました。『2013年に購入以来、とても快調に動いています。以前、使用する革が変わる度(特にソフト革)調整に手間取りましたが…丸刃研ぎから樽調整まで色々教えられました、革漉き機に!まずは習うより慣れろですね。』

漉き機はアナログ調整ですが、全くの初心者の方でも、少しずつ試すうちに、気づくと漉きの感覚が身につき、自由に漉けるようになったと良くお聞きします。当店では、詳しいオリジナル説明書もお付けしているので、楽しんで触れていただけたらと思っています。

O様には、3年前には無かったスペシャル押え金と、特注サイズの押え金を追加ご購入頂きました。こちらもPDFファイルでのご感想頂いています。漉き機の掃除道具や、小物類も工夫されていて、大変参考になります。

このように、道具を大切に使って頂けるのは、当店としても冥利に尽きます。

ありがとうございました!

 

PDFファイルですが、ぜひご参照ください。

スペシャル押え金を使ってみました.pdf
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革漉き機に使っている小物.pdf
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2016年

5月

13日

革漉き機と沢山の笑顔

ご紹介が遅くなりましたが、革工房『風禅』のRyugen様のご紹介です。当店の漉き機を導入頂く前は、自作の電動革漉き機をご使用になっていたそうです。自作してしまうとは、さすがブリヂストン「タイヤ館亀岡」の店長さんですね。漉き機の構造を徹底的に調べ、様々な漉き機を探し、当店の漉き機を選んで頂いたのです。

漉き機を使ってタイヤ館のスタッフさんに大学卒業お祝いの腕時計をプレゼントされました。腕時計を身に付けた笑顔いっぱいのスタッフさんの写真も頂き、そのような節目に801BLをお使い頂けるのは、当店としても本当に光栄です。

手前がTK-801BL、奥がご自作の漉き機です!
手前がTK-801BL、奥がご自作の漉き機です!
漉き機ご導入後、初作品の腕時計~Ayaka Speceial~
漉き機ご導入後、初作品の腕時計~Ayaka Speceial~

腕時計のベルトは、「文字盤とタルカンのベルトは1.5ミリ厚のままですが、タルカンから本ベルトに入るベルトは出ずら1.5ミリから1ミリに、1ミリから7ミリに成るよう『押せ金具』を調整して斜め漉きをおこない更にベルト首部は表革は1.5ミリ厚から一気に8ミリへの段漉きを施し『ベルトだけでも立体感』がでるように」漉かれたとのことです。

Ryugen様の制作風景
Ryugen様の制作風景

TAKINGの革漉き機は0.0xxmm~の単位の精度で組み上げられているため、自由な厚み調整が可能です。Ryugen様もおっしゃっていましたが、きわめてわずかな軸ブレや各シャフトの狂いがあるだけで、思うように漉けません。

 

中古や精度の低い漉き機で良く見られる現象ですが、TK-801BLにはそれがなく、「そりゃ~もう~びっくりですよ! たった2秒で自分が思った革厚が具現化されるんやさかい!!」とのことです。また、あたたかいメッセージも頂きました。「ほんとうに『おおきに』です。これからも『沢山の笑顔が生み出せるビジネス』を願っております。」

ありがとうございます!

 

2016年

2月

01日

日々の努力

以前ご購入いただいたkazun様のご紹介です。素敵な作品を販売されています。

kazun様には、八方ミシン、総合送りミシンに続いて最後に電動革漉き機を導入頂きました。

この3点があると、ほとんどのものが作れてしまいます。

当店の機械類を導入後、制作の幅が広がり、新しい作品がすぐに売れてしまったと、とてもうれしいご感想もいただいております。

 

ただ、kazun様にお買い上げ頂いたのは、去年の秋ですが、ご購入直後には総合送りミシンを乗せる台について厳しいご意見もありました。

 

kazun様の鞄制作の主力として頂いている当店の8Bの台の仕上げや仕様細部の荒さについてでした。

「ミシンの性能もモーターの使い勝手も素晴らしいのに、台の仕上げだけが良くないのは、もったいない」とのご感想を、同時期にご購入の他のユーザー様から頂きました。

 

そこで、当店では即座に別部門で行われていた天板の加工工程、仕上げ、仕様、梱包方法、携わるスタッフを含め細部にわたって徹底的に見直しました。

すぐに問題は解消され、綺麗に仕上げた台を、汚れが付かないような輸送でお届けできるようになったのです。

 

お客様の声をしっかりと受け止められるか否かが、良い製品をお届けすることと、お客様との長い信頼関係に直結すると考えています。

2015年

12月

15日

狭所も曲線も厚物も得意です

作業着にオリジナルアップリケを制作されたとのこと、八方ならではの楽しみですね。
作業着にオリジナルアップリケを制作されたとのこと、八方ならではの楽しみですね。

サーバーの関係で、しばらくブログが更新できませんでしたが、やっと再開です。よろしくお願いします。

 

先日、八方ミシンをご購入いただいたシューレスキューアルク

さんよりメッセージと写真を頂きました。

 

「1週間ほどたち、当店でのサービスも開始できよろこんでおります。

始めは、糸調子の調整などに戸惑いましたが、意外と早く縫うことができました。
今までは、手縫いでしたので何倍もの時間、そして手が痛い思いをしてましたが、いまではウソみたいです。
昨日靴のベルトを固定してほしいとの依頼があり、今までだと数日預かりのところ、その場で出来てお客様も大変よろこばれていました。これから、修理や調整が多くなるシーズンですので本当に役立ちます。」
八方ミシンは、普通の工業用ミシンでは不可能な、痒い所に手が届く優れものです。
薄い素材から、硬いヌメ革を重ねた厚み10㎜(1㎝を縫う機会はあまりないとは思いますが…)までサクサクと縫っていきます。
修理全般にはもちろん、小さな箱型ケースの制作や鞄の極厚取っ手の取り付け、革を曲線のステッチで飾り縫いのように縫い付けたり、アイデア次第で様々な用途にお使い頂けます。

2015年

8月

04日

お客様の声 Part.2

手ごわい革でも一瞬です
手ごわい革でも一瞬です

電動革漉き機を導入頂いた鳳凰堂レザーのM様からご感想を頂きました。マニッシュで、それぞれの革の特性がしっかりと引き出されたデザインに、ハンドステッチが効いた素敵な製品を制作されています。

 

「電動漉き機を数か月前に購入しました、初めての電動工具で分からない事も多くお手数をおかけしています
いつも丁寧なサポートをしていただいて本当に助かります。同じ物を購入したい方に使わせてあげたら感動して購入されました^^」

 

手漉きから、漉き機に変更され、30分の作業が5秒で完了するとのことです。

漉き機は綺麗に漉けるのはもちろんですが、作業効率が飛躍的に上がるので、他の作業に時間を割いていただけるのが、一番だと思います。

 

長年お使いになった中古の漉き機からの買い替えの方も多く、新品に変わって調子良く漉けるようになったという声を聞くと、大変うれしくなります。

 

お客様からよく漉き機や八方ミシンについて「感動しました」という言葉を頂くことがあります。

私も、かなり遠い昔ですが、TAKINGの漉き機を初めて使った時のことを今でも覚えています。

押え圧を慎重に調整し、突然すっと流れるように革が送られたと思ったら、見事にスカッと綺麗に漉けていました。スーッと漉く感じは、爽快感に近い気持ちよさと感動があります。

 

目視で確認というアナログな調整方法で、初めは微妙な調整に慣れるまで少々時間がかかりますが、基本を守れば難しい機械ではないので、慣れてくると理想の仕上がりになり、その微妙さがまた面白くなります。ベタ漉きにも「スペシャル押え金」の登場により、簡単になりました。

 

八方ミシンについても、近々ブログでご紹介する予定です★

2015年

7月

13日

スペシャル押え金新発売!

エッジの丸みとコーティング表面の滑らかさが最大の特徴です。
エッジの丸みとコーティング表面の滑らかさが最大の特徴です。

こだわりぬいたレザー工具や革製品をお取り扱いの、ENGAWAさん特製、TAKING/TK-801BL専用スペシャル押え金の発売が決定しました。ZIT TOOLSとENGAWAさんのコラボが実現しました。

 

漉きの中でベタ漉きは難関の一つです。エッジのとがった標準のベタ漉き押えで広い面を一気に漉くので、微調整とコツ、練習が必要です。

 

国産の押さえでも同様のエッジと面構造なので、昔は、職人さんが押さえを用途に合わせて独自加工することが多く、高度な加工技術が要求されました。

 

このスペシャル押え金は、一番重要なエッジ角度も、強度のあるテフロンコーティングも、ベタ漉きに最適な仕様となっています。TAKING純正押え金を使用している為、当店の漉き機にぴったりフィットします。クオリティーと作業効率アップを求めるプロの方から、漉き機初心者の方まで、皆様に満足い頂ける押え金です。価格は8,100円(税込、送料別途200円)です。

 

早速、発売前に押さえ金を試して頂いたお客様方から、「筋が入らずとても仕上がりが良い」、「難しかったベタ漉きが、うそのように綺麗に漉けるようになった」等々喜びの声を頂いております。

 

電動革漉き機をご購入の際に同梱も可能です。また、当店の漉き機をご愛用の方でご希望の方は、当店までお気軽にご連絡ください。info@zit-tools.com / 080(4326)2120

2015年

5月

29日

お客様の声

当店の製品をお使い頂いているお客様方からのお声を、この場を借りて紹介させて頂きます。

 

去年ロングアームの八方ミシンを導入頂いた、徳島のシューズ・マイスター 靴修理と靴磨き専門店様です。

 

靴修理店開業にあたり、ZIT TOOLSさんより八方ミシンを購入致しました。購入するきっかけとなったのTAKING製品の口コミ等から、性能面で問題がなさそうと感じたこと、また、国産中古機の入手が難しいことからでした。 

実際に購入する際は、ZIT TOOLSさんの対応も大変丁寧でしたし、購入後のミシンの整備・調整も担当の方が非常に親切・丁寧にご対応いただき、大変助かっております。おかげさまで、開店前、開店後ともにミシンの調子も問題なく、今後も大切に使っていきたいと思います。ありがとうございました!

群馬県のM様より、電動革漉き機TK-801BLのご感想を頂きました。

『いつもお世話になっております。先程、革漉き機が届きました。すぐに、セットアップして、使ってみました。すこぶる快調で、今まで、手で苦労して漉いていたのがうそのように綺麗に出来ます。
これから、一生懸命練習して、いろいろな漉き方が出来るようになりたいです。本当に有難うございました。つぎは、腕ミシンが届くのを首を長くして、待っております。

また、当店姉妹サイトで販売中の、手動革漉き機Schärffixのご感想を、神奈川県のK様より頂きました。

『本日Schärffixが届いたので早速試用させて頂いたのですが、こんなに簡単に省スペースでを奇麗に漉くことができるなんてなんという素晴らしい商品!と感動しきりでした。あまり家にスペースがないもので、小型かつ実用的な道具があると知って本当に嬉しいです。これでを縫うのがおっくうでなくなりそうです。素敵な商品ありがとうございました。大切に使わせて頂きます。』

ZIT TOOLSは、インターネット店舗なので、直接お客様とお会いできる機会がめったになく、ご感想を頂けると本当にうれしく、励みになります。とはいえ、アフターフォローもしっかり行いますので、ご安心ください(^-^)

2015年

4月

20日

八方ミシンとハイヒール

先日、オーダーメイドのハイヒールを制作されている「ユメノハキゴコチ」様に、当店の大釜八方ミシンTK-2971BLX-SBを導入頂きました。

7㎝以上ヒールのある靴の場合、足に合うものを探すのは至難の業です。こちらのサロンでは足に優しい、高いデザイン性とと履きやすさを兼ね備えたハイヒールに出会えそうですね。

オーナーのY様に、以下のメッセージを頂きました。

 

「オーダーメイドのハイヒールを作っております。3年目に入り、製作させて頂いた靴の修理等が増えてくるだろうと思い、かねてから気になっていた八方ミシンをZIT TOOLSさんで購入させて頂きました。力強く縫ってくれて驚いています。今まで場所によっては修理しにくかった、ストラップの後付なども心配なくできそうです。何より、ミシンについて何か分からないことがあれば、丁寧に教えてくださるKさん(当店スタッフ)の存在は本当に心強いです。レトロな佇まいもとても気に入っています。ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。」                      Y様、ありがとうございました!

2015年

3月

14日

電動革漉き機、納品後の風景

Leaf Leaf 様から、漉き機納品後のお写真を頂きました。丁寧なペイントが施された飾り棚からライト、さりげなく置かれたアンティーク小物まで、暖かみと美しさが際立つ工房でご活用頂いています。

弊社にある漉き機は、種々の機械、工具類と共に、雑然と置いてあるので、漉き機の表情も環境によってここまで変わるのかと、実感しています。

 

Leaf Leaf様が、漉き機を利用して制作されたタッセルは、上質な革の柔らかさと色味が存分に引き出された美しい仕上がりとなっています。

 

タッセルは厚みがありすぎると繊細さが損なわれ、薄すぎると重厚感がなくなってしまいますので、バランスを取るのに漉き機が欠かせません。タッセルは、バッグを引き立てるだけでなく、それ自体、ぐっと惹きつけられる主役級の小物になるので、あなどれませんね。素敵なお写真の数々、ありがとうございました!

2014年

11月

19日

極厚物用筒型1本針本縫半回転シャトル大釜ミシン

お客様からご注文頂いた、TAKING極厚物用ミシンTK-441を調整しています。超極厚物でも、極太糸でも難なくこなすパワフルな工業用ミシンです。


このクラスのミシンになると、ヘッドだけで60Kg近くの重量があり、通常の工業用ミシンの平均重量のほぼ2倍です。半艶仕上げのブラック色とあいまって、かなりの迫力があります。

 

大型ミシン用の専用脚台にしっかり設置し、納品後すぐに快適にお使いになれるよう、様々な条件での試縫いと試験、調整をしていきます。


TK-441のような上級モデルから、汎用性の高い優れた初級モデルまで、幅広く取扱いしています。お客様のニーズに合わせて、どのようなご相談でも承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

2014年

9月

10日

Newモデル<TK-2971BLX-LB>

以前からご要望の高かった、スペシャルボビン(大釜)の八方ミシンが8月末より発売開始となりました。通常の2971BLXモデルは海外で幅広く採用されているSINGERのタイプで、腕が極限まで細くなっている小釜です。こちらは釜もボビンも一回り大きく、構造も異なる、国産型八方ミシンのタイプになります。以前から大釜モデルは存在していましたが、釜が改良された最新モデルになります。

 

小釜は非常に細かいところまで縫って頂けるのですが、糸巻量が限られるのと、モーター仕様で速度を上げた時や厚みの異なる部位など、各部品が小さいため、ボビンが揺れる場合があり、縫いに影響が出ることがあります。ニューモデルではそのような揺れを抑える構造が備わり、安定性と操作性の向上を実現したモデルです。

 

もちろん、ゆっくりの手回しがメインで、短距離を主に縫う修理や部分縫い専門といった用途や、手縫いとの併用といった場合は、従来からの小釜タイプで十分ご対応いただけます。どちらも、針、糸番手共に細~太と幅広く対応しています。

 

大釜といっても、腕の太さ等日本製八方ミシンと同規格なので、よほど特殊なものを縫う用途以外は、問題なくご使用いただけます。「抜群の安定感で縫いやすいです」、「このミシンのおかげで作業がサクサク進みます!」等続々と有難いご感想をいただいております。詳細は、お気軽にお問い合わせください。

 

ニューモデルをご購入いただいた工房Sei様から、お写真を頂きました。可動式の台はお客様ご自身で制作されたとのことです。小回りが利き、使いやすそうですね。ありがとうございます!

2014年

8月

14日

台湾訪問

屋台に並んだ色とりどりの果物
屋台に並んだ色とりどりの果物

7月某日、ミーティングのため、台湾の台北(タイペイ)にあるTAKING社を訪問しました。東京も暑いですが、台湾の暑さはまた質が違うと感じました。とにかく湿気が多く、空港の外にでた瞬間、南国の湿気が身体にまとわりつくようでした。

 

TAKINGのオフィスは台北中心部に近い大通りにあります。久しぶりの再会となったジャック社長とは、膝を交えてじっくり話すことができました。TAKINGの工場は台北郊外にあり、関連工場も訪問し、実際に製品を前にしながら今後の製品開について議論、主力製品の更なる改善強化について自由闊達に互いの意見をぶつけ合いました。工場の様子は、ホームページ内でも公開していますので、是非ご覧ください。工場では、長年のキャリアを持つスタッフ達が、見事な職人技を駆使し、黙々と作業していました。

 

今回の訪問は、かなりのハードスケジュールとなりましたが、スタッフ全員の笑顔と美味しい台湾料理に元気をもらいました。

真夏は40度を超えることもあるとか
真夏は40度を超えることもあるとか

2014年

6月

25日

日々創られるものPart.3

電動革漉き機をご愛用頂いている、三重県のMiyabi Leather様よりお写真を頂きました。オリジナル製品や、伝統織物である「松阪もめん」を取り入れた、革と涼やかな縞のコンビネーションが絶妙な作品を制作されています。

革と組み合わせることによってがらりと表情を変える素材は多々ありますが、手織り生地が映え、江戸から受け継がれてきた“粋”という言葉がぴったりですね。

 

松阪もめん手織りセンターでは多くの素敵なコラボレーション作品を拝見することができます。

また、右図は革漉き機を導入後に制作されたバッグです。全パーツをヘリ漉きまたは全漉きしていらっしゃいます。和装に合わせたバッグとのことで、本当にきめ細やかで上品です。

 

漉き機についての、Miyabi Leather 様のご感想も頂きました。

 

『趣味で始めたレザークラフト、趣味からその先への一歩が漉き機購入だと考えてました。今回ZIT TOOLSさんからTAKINGの漉き機を購入させて頂き、大きな一歩が踏み出せたと思います。性能、値段、ZIT TOOLSさんの対応、全てが納得できるものでした。大満足しております。ありがとうございました。』

 

ありがとうございます!

2014年

5月

27日

日々創られるものPart.2

先日、電動革漉き機をお買い上げ頂いた『Handmade Leather goos t.kanno』代表のK様より、写真を頂きました。

 

漉き機を導入後の仕立ての様子を頂いたものですが、接写しても乱れのない素晴らしい仕上がりです。

 

K様のブログでも拝見できますが、シェリダンカービングをはじめとする様々なカービングスタイルを取り入れた作品を制作されています。シェリダンといえば、鞍などの馬具一面に施された、豪華な花植物模様のカービングを思い起こされる方が多いのではないでしょうか。

 

カービングには高度な技術と、工具が必要となりますが、ぱっと目を引く、重厚で繊細なデザインはとても魅力的です。そのような作品制作を担う工具の一部として、当店の漉き機を選んでいただき本当にありがとうございます!

2014年

5月

12日

ドイツより来日

製品を前に、記念撮影
製品を前に、記念撮影

先日、手動革漉き機 ”Schärffix” のメーカーであるシュミット社の社長ご夫妻が来日されました。東京に注ぐ初夏の日差しも気持ちよく、2日間のご滞在中は晴天に恵まれました。

 

久しぶりの再会ということもあり、和やかな雰囲気の中、会議が行われました。会議は長時間に及びましたが、時の経つのも忘れるほど活発な意見交換が行われ、充実したひと時となりました。

 

シュミット社はドイツ大手製本機械会社なので、大型の精密製本機械をメインに取り扱っています。Schärffixは小さな手動機械ですが、大型機械同様の精緻さと技術が注がれています。

それこそネジの一本に至るまで、こだわって製造されており、Schärffixについて熱く語る社長の姿に、ドイツのモノづくりに対する情熱が伝わってきました。

 

シュルシュルと革がすべるように漉かれていく、手動革漉き機の滑らかな使い心地は、このような作り手の思いに支えられているのだと改めて感じました。

 

2014年

5月

02日

20年、そしてこれから

先日、大阪の「修理工房 リペア・マイスター」さんよりミシンについてお話をいただく機会がありました。工房でご愛用のTAKING製八方ミシンTK-2971は、もう20年間お使いになられているそうです。

 

ガンメタ塗装が味わい深い初期モデルですが、この長期間の間に必要だったのは消耗品バネの交換程度で、ずっと健在だそうです。

 

リペア・マイスターさんは、他店では修理不能のものでも直せる高度な技術をお持ちで、難度の高いものは半年~1年待ちの状態とのことです。開業当初のことを、次のように教えていただきました。

 

「開店後数か月はミシンの購入しませんでした、まさか靴修理で八方ミシンがこれほどまで必要だとは思わなかったからです。
今では無くてはならない存在で、修理の50%以上はミシン掛けの作業が必須となっています。特にステッチの仕上がりの美しさにこだわり、対象物により微妙に調整しながら丁寧に素早く仕上げるように心がけています。」

 

リペア・マイスターさんの歴史の一部として、TAKINGのミシンを、これからも末永くご活用いただけるのは、当店としても大変光栄です。

2014年

3月

31日

日々創られるもの

以前、総合ミシンをお買い上げ頂いたM様から写真を頂きました。当店のミシンを使用して製作された鞄の第一号群とのことです。美しい、端正な仕上がりですね。

 

この鞄は販売済みで、すでにお手元には無いそうです。革に、人や道具の手が加わり、作品が創られ、それがまた人の手に渡って大切に使われる...その一端に、少しでもお役に立てれば、といつも願っています。

 

また、岡山県のY様より、総合ミシンのご感想を頂きました:

 

『厚いヌメ革やゴムなど完璧に縫えました。使い方、メンテナンスなども詳しく教えて頂き、非常に助かりました。

 
こちらの方は、革だけでなくテント生地、帆布、タイヤチューブの貼り合わせ等も縫われるとのことで、打ち合わせの上、調整させていただきました。貴重なお声本当にありがとうございました!

 

お陰様で、電動革漉き機同様、総合ミシンもご好評頂いているため、次回4月入荷分は完売となり、お手元にお届けできるまで少々お時間頂いております。納期については、お気軽にお問合わせ下さい。

 

※全体の写真をアップ致しました。→こちらからご参照ください。

 

2014年

2月

20日

特製台byお客様

八方ミシンをお買い上げ頂いた仙台在住のC様から先日、素敵な写真を頂きました。八方ミシンを使って、革小物を主に製作されているそうですが、作業台や平台もご自身でお作りになったとのことです。

 

安定感のある作業台に、木製の平台がしっかり載って、とても使いやすそうです。手回しミシンは置く場所を選ばないため、普通の頑丈な机でもどこでも活躍してくれますが、このように特製台に据えて頂くと、なお素敵ですね。

 

また、かぶせ方式の木製の平台があると、小物や鞄を縫うときに安定します。当店でも木製平台を採用しています。ステンレス製や鉄製の、腕取り付け型延長平台は、ミシン本体への負荷を考慮し、お取り扱いはしておりません。

 

制作現場でのワンショットを垣間見られる貴重なお写真でした。ありがとうございます!

2014年

2月

08日

中国製靴修理機について

最近、オークション等で販売されている中国製靴修理機について、メンテナンスの件でお問合わせを頂くことがあります。このタイプの修理機は、中国では昔からあり、穴があいたり一部がほころびてしまった靴を、屋台や路上で、簡易的に繕うために使用されてきました。

 

一時的な応急処置の修理用ですので、もちろん細かな調整はできず、厚い革は縫えません。機械の中国での販売価格は、機種によって多少のばらつきはありますが、日本円にして平均3,000円程度と安く、その構造は、当店のTAKING(台湾)や、日本製の八方ミシンとは大きく異なります。残念ながら長期間の使用には耐えません。一般的な工業用「八方ミシン」とは全くの別物となります。

 

この靴修理機の、部品交換や部品の手配、修理も当店では承ることができませんので、申し訳ありませんが何とぞご了承ください。

2014年

1月

22日

日本正規総代理店Schärffix®

この度ZIT TOOLSは、手動革漉き機『Schärffix』の、日本正規総代理店に認定されました。

 

製造メーカーであるSchmedt社に、弊社の企業理念、サービス、多岐にわたる実績を高く評価して頂き、日本国内において信頼できるパートナーとして、Schärffix発売史上初の、総代理店契約に至ったのです。


Schmedt社の商品は今後、Schärffixおよび、弊社の国内代理店にてお求め頂けます。手動革漉き機だけでなく、他の製品も少しずつ登場する予定ですので、どうぞお楽しみに!

 

今後一層のサービス向上と皆様のお役に立てるよう努力して行く所存ですので、何とぞよろしくお願い申し上げます。            

 

2014/1/22

 

2013年

12月

27日

総合ミシン登場です

先日、TAKINGの総合ミシンを沖縄の工房に納品いたしました。今まで納得できる働きをするミシンや、ミシン屋さんに出会えず、ご苦労されていたそうですが、当店のミシンでついに大満足して頂くことができました。

 

納品して2ヶ月近く経ちますが、全く問題なく大活躍しているとのことです。お客様からのあたたかいお言葉ほど、うれしいものはありません。

 

このモデルは、自信をもってお奨めできる逸品です。写真では4mmヌメ貼り合わせ8mmを縫っていますが、驚くほど滑らかな動きで縫い目もとても綺麗です。

 

当店では総合ミシンのテーブルの形状を、お客様毎に打ち合わせを重ねて決定し、加工していますので、どのようなご用途にも対応可能です。写真のミシンはシリンダー型ですが、平台仕様にすることも可能です。革のサンプルを送って頂ければ試し縫いも致しますので、お気軽にお問合わせ下さい。

 

また、大人気を頂いている電動革漉き機につきまして、品薄状態が続き大変申し訳ありません。来年は、お待たせすることが少しでもなくなるよう、さらに見直しを図ります。今回サーボモーターに変更になったことで、使い勝手が格段に良くなりました。

 

岡山県のK様より、革漉き機のご感想いただきましたので、紹介させていただきます。

 

『大きな機械なので、最初は緊張しましたが軽くペダルを踏むとゆっくり動かす事ができるので、上手に革を漉くことができました。また、思った以上に音が静かなのでいつでも作業ができて嬉しいです☆』

 

ありがとうございます!

2013年

10月

01日

パーツなどなど

一瞬で美しく仕上がります
一瞬で美しく仕上がります

革漉き機の押さえについて、様々な種類を揃えたほうが良いのかというご質問を頂きました。特殊形状のもののお取り扱いはございますが、ベタ漉きや、斜め漉きをはじめとし、漉きのほとんどは当店の基本パーツで美しく仕上がり、十分対応できるようになっています。

 

特殊なパーツを色々と揃える必要はまったくありませんので、ご安心ください。特殊なものがご入り用の場合、またご不明点がございましたら、どうぞご相談ください。

 

お陰様で、大好評頂いている電動革漉き機ですが、最近スタッフの間で表記の話題が出ました。漉き機は昔から「皮スキ機」または「皮漉き機」と表記されることが多いのですが、当店では「革漉き機」に統一しています。といってもあまり深い意図はありません。近年では、きちんとなめし処理された革を手にすることがほとんどなので、なめす前のSkin(皮)ではなく、Leather(革)を漉く機械ということで、革漉き機と表記しています。

 

先日、お買い上げ頂いたくまっちさんに、ブログアップしていただきました!本当にありがとうございます

 

お陰様で、当店はリピーター様が多く、何年越しの長いお付き合いの中で貴重なお声をいただきます。製品について話に花が咲き、ついつい話し込んだりと、ご縁は楽しく、ありがたいものです。八方ミシンと電動革漉き機が並んでいる工房や会社では、インテリアに統一感が出てとてもかっこいい!とのご感想いただくことも多く、うれしい限りです。

 

2013年

9月

10日

八方ミシンの注油

八方ミシンに限らず、機械類は注油がとても大切です。日常メンテナンスの要「かなめ」といっても過言ではありません。使い心地が良くない!を筆頭に、糸調子や何らかの不調を感じた場合、実は注油が正しくなされていない場合がほとんどなのです。

 

1滴のオイルで劇的に調子を上げる工業用ミシンは数知れずです。特に八方ミシンは手動でお使いいただくことが多いので、ハンドルの重さや使い心地の変化がわかりやすいと言えます。

 

きちんと注油したミシンは、気持ち良いほど軽く、するする縫えます。どの箇所に、どんな種類のオイルを注せばよいのかが、キーポイントなので、当店では注油箇所等詳細を示した図を、納品時に同封させて頂いております。

 

最初にお使いになる前に、しっかり注油していただきたいので、オイルの小分けボトルもお付けすることにしました。お付けしているオイルは、ミシンを隅々まで知り尽くした技術者が、長年の経験をもとに選定した、八方ミシンに最適のオイルです。

 

話は変わりますが、八方は曲線を自在に描いて縫うことができます。そのイメージが強いためか、たまに、「直線もぬえますか?」というご質問をいただきます。もちろん、しっかりぬえます。ご参考までに、ステッチ幅と糸の種類を替え、3.5mm厚ヌメ折り返しに直線を3種類、縫ってみました。

 

ちなみに、後ろに敷いているなめらかな裏革は、当店の電動漉き機で漉いたものです(^_^)

2013年

5月

20日

電動革漉き機その後 Part.2

先日、当店の電動革漉き機を、北海道の某高等学校に採用して頂き、無事納品されました。学校では、学習教育の一貫として、革製品の制作が行われており、そこで革漉き機が使用されるとのことです。

 

学校ということで、多くの生徒さんの手に触れ、卒業生から新入生へと代々引き継がれて行くことになります。電動革漉き機は、きちんと手入れをして頂くと非常に長くご活用いただけますので、今後永きにわたって教室の一角が住処となるでしょう。

 

革小物等の制作を楽しい!と感じる生徒さんもいらっしゃると思います。そのお手伝いが、少しでもできるのだと思うと、私共も大変うれしく、感謝の念で一杯です。

 

お陰様で、電動革漉き機は大変ご好評頂いておりますが、品切れのためご予約で長くお待ち頂くこともございます。今後は納期につきましても努力してまいります。 何卒よろしくお願い申し上げます。

2013年

4月

09日

最後の Schärf-Fixそして... 

遂に、スウェーデン工場で製造されていた手動革漉き機が完全に生産終了となり、ドイツ工場に移行が完了しました。工場長のフレドリック氏が引退前最後に手がけた最終出荷分はブラックモデルで、先日当店に無事到着しました。

 

何十年と作り続けてきた製品の最後の一台を作り終えたとき、やはりとても寂しく、感慨深い思いがあったとのことです。引退後は、趣味のハンティングをゆったり楽しむ予定だそうです。ハンティングが趣味とは、さすがお国柄ですね。

 

日本は桜が散る季節ですが、スウェーデンは冬が長く、まだまだ春は遠い時期です。冬のさなかにはブリザードが吹き荒れ、家に閉じ込められるように過ごすこともしばしばとのことです。

 

遠いスウェーデンやドイツから届いた手動革漉き機ですが、その小さなボディには歴史とモノづくりの情熱が込められています。そんな思いを少しでも皆様にお伝えしたく、近々Scharffix専用のホームページを公開する予定です。

 

現在のサイトではページの関係上盛り込めなかった諸々の情報を、ぼちぼち書く予定です。皆様には、手動革漉き機をもっと身近に感じていただけたら大変嬉しく思います。

 

公開しましたら、またお知らせ致します。よろしくお願い申し上げます。

 

→2013年5月10日公開致しました!是非遊びに来てください。 Schärffix®

2013年

2月

13日

電動革漉き機その後

発売開始より数ヶ月が経ち、電動革漉き機はお陰様で大変ご好評を頂いております。ご購入者様から、ありがたいご感想も頂くようになり、感謝の気持ちで一杯です。

 

東京都在住のT様より『革漉き機を購入して、そろそろ一か月になります。お陰さまで、漉き機の調子も大変よく、随分扱いにも慣れてきました 。モーターまで、新品で、このお値段は本当に素晴らしいと思います。革を始めると誰もが、まず、革漉き機を買うかどうか、で、悩みます。中古は、運でもありますし。漉き機があると、自宅でどんどん作れるので本当に楽しいです。頑張って、技術を身につけたいと思っています。よい製品をありがとうございました。(中略)大人になってから、一番嬉しい買い物だったかも!』という励まされるお言葉と共に、説明書の図をもう少し見やすく等のご意見も頂き、心より感謝しております。

 

また、静岡県在住のO様より『念願の革漉き機を使ってみました。今迄、手漉きではデコボコしていたものが、瞬時に均一の整った表面になり、とても綺麗な仕上がりです。私の良き相棒として大切に使って行こうと思います。』というメッセージと共に、感想をPDFファイルにして送って下さいました! O様は、押さえ金を綺麗に磨いて、ご使用になっていらっしゃいます。磨き方やポリ袋のアイデアなど、とても参考になります。本当にありがとうございました。

 

電動革漉き機の押さえ金につきまして、そのままでもご利用いただけるのですが、目の細かいペーパーでならしていただいても結構です。O様のように、バフ掛けできる装置と技術があれば一番良いのですが、そうでない場合、貼るだけでOKの、ニトフロンテープがやはり一般的で、使いやすいかと思います。

 

ニトフロンテープは、長さがいらない割に高価なものです。そこで、当店では革漉き機をお買い上げの方に、小分けにして、無料でお付けすることにしました。皆様の貴重なお声をしっかり受け止め、これからもより使いやすく、快適にご利用いただけるよう努力して参ります。  

※皆様のご感想、リンク等は、全て許可を得て掲載しております。

静岡県のO様より:革漉き機について
革漉き機.pdf
PDFファイル 498.1 KB

2013年

1月

22日

手動革漉き機が変わりました。

先日、手動革漉き機のモデルチェンジ前のグリーンを出荷致しました。すでにスウェーデンではブラックモデル以外の生産を完全に終了しています。旧グリーンは最後の1台でしたので、少々感慨深いものがあります。

 

新旧比較して、どう変わったのかお問い合わせを頂きましたので、紹介させて頂きます。まず、基本構造は全く変わりません。浮き彫りのネームが、彫りに変わり、字体が変わりました。ケースは格段に良くなりました。中材も厚くなり、本体が完全に保護されています。

細かな部品の品質が向上し、形状も変わっています。塗装の丁寧さ、部品の組立て等のきめ細やかさは群を抜いています。

 

さすが工業に秀でているドイツ、新Schärffix®を見ると、几帳面さをしみじみ感じさせられます。 良いものは、受け継がれてゆきますが、少しづつ時代のニーズに合わせて形を変えていくようです。

 

最後の旧グリーンをお買い上げ頂いた東京在住のO様が、ブログ『64 blog』にアップして下さいました。ご感想もいただき、本当にありがとうございました!

 

2013/1/22

2012年

12月

26日

八方ミシン活躍中

つい先日、部品納品のため『お直しコンシェルジュ ビック・ママ』ルミネ池袋店さんを訪問しました。駅ビルがメトロポリタンプラザからルミネに代わり、専門店が充実しています。お店は7F、無印良品のお隣にあり、とてもおしゃれな外観です。バッグや靴だけでなく、ファッション全般のメンテナンスを取り扱っていらっしゃいます。スタッフも素敵な方々で、キビキビと作業されていました。

 

こんにちは、と覗いてみると、透明の作業ブースの中にTK-2971BLがど~んと鎮座しているのを発見!写真ではわかりにくいですが、ブラックボディが鈍く光って、格好よかったです。

 

当店の八方ミシンをご所望頂くのは、ビック・ママさんのようなメンテナンス専門店が多いのですが、実際に活躍している姿を、生で見る機会はなかなかありません。今回フル稼働している姿を見ることができ、とても嬉しくなりました。

2012年

12月

14日

Schärffix

おかげさまでご好評頂いている手動革漉き機ですが、この度、製造国がスウェーデンからドイツに変わりました。製品名も『Schärffix2000』から『Schärffix®』に変更となります。

現行のグリーンモデルは、在庫限りで生産終了となります。 

 

製品自体の仕様はまったく同じですが、ケースがよりスタイリッシュに、丈夫になっています。色もグリーンから、深みのあるメタリックグリーンになります。ドイツは高い工業技術を持ち、刃物の生産国としても有名ですので、新『Schärffix®』の登場が楽しみです。

 

価格につきまして、モデル変更後は値上げとなります。最大限の価格努力させて頂きますが、何卒ご了承ください。 

 

限定色のブラックにつきましては、価格も含め、当面現行のままで変更ございません。先日、ブラックをご購入頂いた長野ご在住の海坊主様から、ブログ記載の旨の、とてもうれしいご連絡を頂きました(参考ブログ:海坊主)。ブラック気に入って頂けて本当に光栄です!

 

また、電動革漉き機につきまして、おかげさまで完売致しました(12月14日時点)。次回入荷は来年1月下旬頃を予定しております。ご予約も、大好評承り中です。

 

九州ご在住のTom様からご購入後に「つい嬉しくなりブログの方に書かせて頂きました。」という有り難いメールを頂きました!新しくブログを立ち上げてくださって、当店も感激です。革漉き機の基本設置方法は、①開梱→②高さ調整→③ゴムかけとネジ止め→④指定個所に機械オイル(ホームセンター等で販売されているもの)をスプレー→⑤漉き幅を決め調整→⑥準備完了なのですが、Tom様はネジや注油にもこだわりが感じられる、大変丁寧で、本格的なプレセットをしていらっしゃいます。末長くご活用頂ければ幸いです。ありがとうございました!(参考ブログ:Tom'z Work)

2012年

11月

26日

電動革漉き機発売開始

おかげさまで、電動革漉き機は大変ご好評いただいております。やはり、一瞬で正確にザーッと漉ける気持ち良さは電動ならではといえます。「驚くほど良い性能ですね」というお言葉も頂いています。またすべてのパーツが新品なので、微調整も不要、メンテナンスも簡単です。

 

本日は、梱包について書かせて頂きます。本体とモーターテーブルは別梱包で、テーブルは木製の箱に入っています。これでもかという位頑丈な箱で、届いたときは少々驚かれるかもしれません。

 

木製梱包は、らくらく引っ越し便等と比較して、重くなりますし、バール等で側面をパカッと開いて頂かなくてはならないというご不便もあります。しかし、モーターテーブルを保護するため、当店では完全密封型の木枠梱包にこだわりました。

 

モーターとテーブルは密封木枠の中で完全に固定、保護されます。輸送中人の手がテーブルに触れないため、トラブル(傷、ゆがみ、部品抜け、小さな破損等)が起こりません。精密機械や高価な品物を輸送するには、木枠梱包ほど安全で信頼性の高いものはありません。つい先日は、沖縄に向けて出荷されましたが、長距離でも心配ご無用です。運送業者さんも、木製梱包品は慎重に取り扱ってくれます。

 

※木枠梱包は、現在養生梱包に変わり、しっかり保護しながらもぐっとお取り扱いしやすくなりました(2014年現在)。

 

上の写真は、TAKINGの説明書を完訳した、当店オリジナル日本語説明書です。日本製の上位機種とほぼ同じ機構なのですが、日本製革漉き機の取扱説明書と比べるとTAKINGのもののほうがより詳細に解説されています。オイル等で汚れないようファイル留めしてあります。

2012年

11月

01日

革漉き機近日発売です

電動革漉き機の発売が近づいてまいりました。基本的な仕様等、アップしましたのでご覧いただければ幸いです。>>クリック

 

本体のクオリティーや充実した機能はもちろんのこと、使い勝手を考え、コンパクトテーブルにも細かな工夫をほどこしてあります。TAKINGの革漉き機の中でも、最上位機種になります。さらなる詳細や写真等、また追って追記いたします。

 

価格につきましては、大変申し訳ありません、只今調整中ですので今しばらくお待ち下さい。上位モデルではありますが、少しでもお求めやすい価格にと、頑張っております。本体色は、とても綺麗なグロスブラックです!

 

追記:発売開始致しました。宜しくお願い申し上げます。(11月13日)

2012年

9月

27日

革漉き機でベタ漉き

先日、オークションの方で落札頂いた方から、Schärf-Fix 2000ベタ漉きについてお問い合わせを受けましたので、こちらでも書かせて頂くことにしました。この革漉き機は、縁漉きだけでなく付属の30mmのローラーを繰り返し使うことによって、より広い面積を漉くことができます。 

 

旧モデルでは無理だったのですが、販売中のモデルでは、広範囲の漉きが簡単になっています。あまり慎重にならず、ザーッ、ザーッと漉いてください。完璧に均一な厚みを出すのはちょっと加減が難しいですが、ピーラー等と比べると、はるかに楽にお好みの範囲を薄くすることができます。手動ながら縁漉きとベタ漉きの2役をこなすとは、さすがSchärf-Fix 2000です!

 

 また、先日ブラックをご購入頂いた方(北海道在住のS様)から、大変ありがたいご感想を頂きましたので、紹介させて頂きます。

 

開封し、早速漉いてみました・・・驚きです!!こんな便利なモノならもっと早く購入するんだった(≧∇≦)と後悔しました。先頃、レザーのがま口を12個程作成した際、ピーラー式の革漉き機では縫い代部分を漉くのにエラく時間がかかり、途方に暮れてしまいました。その後数日間、重度の肩こりに悩まされ、もうストレス溜まりまくりで、今後はオーダー受けるの辞めようかな~なんて思ったくらいです。貴店より近々電動式の革漉きマシーンも発売されるとの事で迷いましたが、趣味の延長のような私には手動式で十分でした。”革漉きクロべぇ”良き相棒になってくれそうです!本当にありがとうございました。
 
貴重なお声、ありがとうございました!

2012年

9月

18日

革漉き機(電動)発売決定!

ホームページを開設した当初から、アイデアをあたためていた電動革漉き機が遂に完成間近となりました。ご要望も多々頂いていましたので、やっと!という思いです。

 

趣味のレザークラフト用として、または商用でもそれほど使用頻度の高くない場合、手動革漉き機が最適です。しかし、それ以外ではやはり電動革漉き機はなくてはならないものです。

 

まだ発売日と価格は未定ですが、来月中には、販売開始の予定です。また、価格も当店ならではのスペシャル価格になります。海外製って品質はどうなんだろう?という、ご不安は無用です。当店では独自の”日本品質、日本仕様”にこだわり、TAKING社と開発協議を重ね、クオリティを徹底追及しています。

 

ちなみに、TAKING社は、縫製機器だけでなく革漉き機も非常に得意としており、すでに従来品は日本を含め世界各国に流通しています。 詳細は、今後少しずつアップしていく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。お気軽にお問い合わせください。 

2012年

9月

04日

替刃ホルダー

替刃、日本語取扱い説明書に加えて、替刃研ぎ用ホルダーがおまけとして加わりました。刃を長持ちさせる裏技として、替刃研ぎをご紹介致しましたが、少々安全性に欠ける...角度がうまく定まらない...という問題点がありました。そこで、その問題をクリアーし、安全に、簡単に、刃を研いで頂くためのホルダーを急遽入荷致しました。ホルダーは軽さも重要ですので、扱いやすいPP素材です。

 

おまけはこれで合計3個に増え、初めて手動革漉き機をご利用になる方でも、安心してお使いいただけるセットになりました。

 

また日本語取扱い説明書につきまして、下記の大変嬉しいご感想を頂きました!

 

「説明書の内容は知りたかったことが網羅されていて、とても参考になりました。もっと早く知っていればあんなに苦労することはなかったのに、と思うことばかりです。」

 

これからも、当店の製品をより快適にご使用いただけるよう、コツコツ頑張ってまいります。

2012年

8月

27日

日本語取扱い説明書

ご要望の多かった、Schärf-Fix 2000の日本語取扱い説明書(完全版)ができました!以前、グリーンの革漉き機をご購入頂いた、ある方のご協力もあり、実現しました。

 

今までは、様々なサイトをご参照頂いたり、いじっている内に段々できるようになった、という方がほとんどでした。革漉き機の構造はそこまで複雑ではないので、説明書なしでも何とかマスターできます…が!今回、説明書を手にしてしみじみ感じました。長い説明書ではないのですが、Schärf-Fix 2000の使用方法、ポイントがギュッと詰め込まれています。

 

ちょっとした、でもとても大切なコツ、色々な漉き方等がよくわかる説明書になっています。丁寧に読んで頂ければ、初めて革漉き機に触れる方でも、楽々ご活用いただけると思います。

 

今後、ご購入頂く方には替刃のおまけと一緒に同封させていただきます。前回ご紹介した替え刃の裏技はHARRYさんのご協力を頂き、今回の説明書の件についても、過去のご購入者様にお世話になっております。大変ありがたく、今後も様々な御縁を大切にしていきたいと思っております。

 

※日本語版取説は、当店でのご購入者様に無料でお譲りしております。説明書のみの販売はできませんので、何卒ご理解ください。

2012年

7月

12日

革漉き機 裏ワザ

転載許可を頂いた写真です。なるほど!の裏ワザですね。
転載許可を頂いた写真です。なるほど!の裏ワザですね。

手動革漉き機の替刃の交換頻度は、素材や使用頻度によって変化します。柔らかいヌメ革のほうが硬いサドルレザーを漉くよりも長持ちします。そんなに頻繁に交換するものではありませんが、常にシャーっと気持ち良く漉いて頂くためには、切れ味を保つことが大切です。

 

刃を長持ちさせてどんどんご活用頂ける方法はないものか...と漠然と考えていましたら、以前革漉き機をご購入頂いた方のブログに、素晴らしいアイデアが掲載されているのを発見し、大変驚きました。<参照ブログ:「HARRYとレザークラフト」>

 

それは「軽く砥ぐ」という方法です。写真のように、クリップで挟んで砥ぐと良いようです。

※刃は鋭利ですので、あくまでも自己責任で、手をケガしないよう十分お気を付け下さい。

 

替刃を販売する側としては、メリットがないのは重々承知しています。ただ、本当に役立つアイデアだと思いますし、お客様に喜んで頂くこと、本当に良い製品を末長くご愛用頂けること、が当店の理念ですので、このブログでも紹介させて頂くことにしました。

 

最後に、革漉き機についてのご感想も頂きましたので、この場を借りて掲載させて頂きます。貴重なお声、ありがとうございました!

 

「今まで革漉きと言えば高価な電動革漉き機か、地道に手で漉くかの選択肢しかありませんでしたが、このようにリーズナブルなお値段で一定の厚さに漉くことができる手動革漉き機の存在は、趣味でレザークラフトを楽しむ者にとってはとてもありがたいものです。

思ったよりしっかりとした作りで、細部に至るまでよく考えられているなと思います。

購入するにあたりネットでいろいろと調べてみても実際に使っていらっしゃる方の情報がほとんどなかったので、購入するには勇気がいりましたが、とても良い買い物ができたと思っています。

革質や厚さ、繊維の方向などによって手加減が必要ですし、刃の取り替えタイミングもその都度変わってきますので練習は必要ですが、慣れてしまえば良い物ができると確信しております。」

 

貴重なお声、ありがとうございました!

 

 

2012年

6月

22日

八方ミシンの今昔

             Singer 29K
             Singer 29K

お気付きの方も多いかと思いますが、TK-2971BLの原型となったモデルはSINGERの29Kシリーズです。

 

1910年代に初めて製造され、世界中の方に愛されてきたモデルです。近所の靴屋さんに、年季の入った29Kがあります。古いのでメンテナンスが本当に大変とのことですが、今でも現役とは素敵ですね。

 

TK-2971シリーズも、29Kと基本構造はほぼ同じで、互換性のある部品も多々あります。全くおなじですか?というご質問を頂きましたが、異なる点もあります。

 

TAKING社が初めて八方ミシンを製造して以来40年余ですが、時代のニーズに合わせて、少しずつその姿を変え、改良されてきました。大きな違いは、ステッチ幅です。

 

SINGERのミシンは、ステッチ幅が≒3~7mmまでの調整が可能なのに対し、当店のミシンは≒1~5.5mmの幅調整ができるようになっています。当時の技術では、3ミリ以下というのは、難しかったようです。

 

改良はあれど、100年以上もほぼ同じ姿で受け継がれてきたというのは、なんにせよすごいですね。

2012年

6月

06日

発送のことなど

お客様へ商品を発送する時は、迅速発送はもちろんですが、ダメージがないよう丁寧に梱包することを心がけています。北は北海道から南は沖縄まで、日本全国に発送しています。

 

八方ミシンは台湾、革漉き機はスウェーデンで製造されているので、思えばかなりの長旅を経てお客様のもとに辿りつきます。

その後、様々な作品作りや修理のお手伝いにご活用頂くことになるのですが、到着後に、お客様からお声を頂くこともあります。

 

「八方ミシンはやっぱり便利ですね!機嫌良く使っています」

「手縫いや手持ちの工業用ミシンでは、いままでお手上げだった部分がすいすい縫えるようになりました」等々のご感想や、革漉き機についても

「綺麗に漉けて感動しました!」「ずいぶん使い勝手が良いですね」というコメントを頂くと、大変ありがたく、うれしくなります。

2012年

5月

27日

クレジットカード

やっと当店でも、ペイパルを介してクレジットカードでの決済ができるようになりました! 前々から、ご要望はぽつぽつ頂いていたので、早く導入実現したいと思っていました。

 

ペイパルは最近、ソフトバンクの孫正義氏と合弁会社を設立することを発表したので、日本でも話題となっているようです。私も個人的に何年も前から利用していますが、セキュリティーや保障がしっかりしているので安心感があります。日本国内だけでなく、海外のネットショッピングやebayなど、ペイパルでお買い物できるところが多いので、とても便利です。

 

当店では、まだ銀行振り込みとクレジット決済のみのお取り扱いですが、少しでも快適にお買い物頂けるよう、これからも様々な努力をしていきたいと思っています。

2012年

5月

16日

八方ミシンの部品

¨*:·..·:*¨¨*:·.部品は、他にもたくさんあります.·:*¨¨*:·..·:*¨
¨*:·..·:*¨¨*:·.部品は、他にもたくさんあります.·:*¨¨*:·..·:*¨

先日、3年以上前に八方ミシンTK-2971をご購入頂いたお客様からご連絡がありました。靴修理の専門店のお客様で、ミシンは3年間、毎日のようにフル稼働だそうです。ある日、いつものようにミシンを動かし始めると、何かの拍子である部品がぽろっと欠けてしまったそうです。修理の納期が迫っているので、すぐに交換部品が欲しいとのご依頼でした。

 

幸い、消耗品でしたので在庫があり、翌日には無事、お手元にお届けすることができました。

 

八方ミシンは、とにかく頑丈かつ精巧に出来上がっている製品なので、頻繁に部品を変えることはありません。ただ、今回のような急なご注文にも対応できるよう、部品のストックは常に切らさないよう心がけています。

2012年

5月

11日

手動革漉き機 Black!

Schärf-Fix 2000 Limited Edition です。さすが格好いいです!ボディに合わせてローラーの色もメタリックシルバーに変えているところが、こだわりを感じさせます。 他の写真も後日アップ致します。

 

発売日は5月14日(月)です。どうぞよろしくお願いいたします。

2012年

5月

10日

ブログはじめました

ミシンや革漉き機、その他思うことを、ぽつぽつ書かせて頂く予定です★

 

本日は、近日入荷予定の “Schärf-Fix 2000 限定色モデル”について

 

大変ご好評を頂いているSchärf-Fix 2000ですが、主に欧米を中心に、とても人気の製品です。

スウェーデンの工場で、一台一台丁寧に作られています...職人技が光っているのは、八方ミシンと共通していると感じます。

 

この革漉き機は、便利でとても使いやすい上に、さすが北欧!という感じでデザインも秀逸です。

ただし今までは、工業用グリーン色のみの生産でした。

 

グリーンもなかなかですが、つい最近、よりスタイリッシュに、デザイン性にも目を向けた、いわばメーカーの遊び心が見えるモデルが登場したのです!

 

艶のあるブラックに、本体の色が映えるようケースの中材も淡い色に変更されています。

完全な限定版(Limited Edition)で、毎月の生産数も非常に限られています。

今後どんなに人気があっても、このモデルの生産量は増やさない、限定数のみとのことです。

 

当店では、この貴重なモデルを何とか確保することができました。

日本では、当店のみのお取り扱いですが、海外でも入手困難です(^^;)。

 

近日発売予定です。発売日や写真等は、準備でき次第アップさせて頂きます。

 

※オークションでの出品予定はございませんので、ご購入ご希望の場合は、大変お手数ですがご注文フォームよりご注文ください。

 

2012/5/10

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