2019年9月25~29日、世界最大の工業用ミシン展示会が、上海で開催されました。115,000平方メートルの敷地に、世界20か国以上から約1300の出展者が集まります。もちろんTAKINGも参加しています。台湾でトップの重工業用縫製機械メーカーのため、台湾エリアで最も大きな位置を占めています。台湾のTAKINGは世界的にも知名度が高いので、開場と同時に多くの来場者が見学や商談に訪れます。
日本からは、JUKI、Brother、Pegasusといった超大手メーカーが出展し、大手アパレル工場などの関係者でとても賑わっています。CISMAは世界中のメーカーが集まるため、全体を回ろうとすると、1日では到底足りません。敷地内は各エリアを移動するためのシャトルバスが絶えず走っています。大型刺繍機のエリアだけでも、ビックサイト展示会の大エリア位あり、どのエリアも熱気と人波であふれています。
TAKINGや、大手はもちろん初回以来、変わることなく出展し続けていますが、栄枯衰勢、前回出展していても今回は無かったりと、小さなのメーカーの入れ替わりが激しいのも現状です。
期間中、弊社スタッフもありとあらゆる漉き機や腕ミシン、周辺機器に触れ、実際に漉いたり縫ったりを繰り返します。細かい部品の精度や塗装の質、機械の構造を、客観的に見ていきます。
そうすると、部品の厚みや送りの構造、組み上げ精度など、それぞれのメーカーの違い、良し悪しがはっきりとわかります。
前回のブログでも少し触れましたが、中国のコピーメーカー「TAKING」もありました。
様々なミシンを見て回った後、TAKINGに戻ってくると、品質の良さを改めて感じます。手前味噌で恐縮ですが、TAKINGのクオリティの高さには、常に安心感があります。実際にミシンを比較しないと、自信を持ってお客様におすすめできませんので、他社の製品もしっかりと確認します。
TAKINGのブースでは、発売前の新製品や、人気機種が並びます。近日発売予定の八方ミシンダイレクトドライブモーターモデルなどは、一針一針がとても丁寧な動きをするので、どなたにでも、とても使いやすいと思います。ご紹介は、商品入荷後に詳しくお伝えします!
日本のミシン業界は、超大手以外は、縫製工場が海外拠点のため、どうしても先細っています。日本でも、いくつかミシンの展示会は開催されるのですが、やはり規模が圧倒的に小さいので、丁寧に見て回っても、1時間くらいで終了です。CISMAは2年ごとに開催されますが、訪れるたびに規模も広がり、海外勢の勢いを感じます。世界に目を向け、大きな流れを感じる事ができた4日間でした。