先日、大阪の「修理工房 リペア・マイスター」さんよりミシンについてお話をいただく機会がありました。工房でご愛用のTAKING製八方ミシンTK-2971は、もう20年間お使いになられているそうです。
ガンメタ塗装が味わい深い初期モデルですが、この長期間の間に必要だったのは消耗品バネの交換程度で、ずっと健在だそうです。
リペア・マイスターさんは、他店では修理不能のものでも直せる高度な技術をお持ちで、難度の高いものは半年~1年待ちの状態とのことです。開業当初のことを、次のように教えていただきました。
「開店後数か月はミシンの購入しませんでした、まさか靴修理で八方ミシンがこれほどまで必要だとは思わなかったからです。
今では無くてはならない存在で、修理の50%以上はミシン掛けの作業が必須となっています。特にステッチの仕上がりの美しさにこだわり、対象物により微妙に調整しながら丁寧に素早く仕上げるように心がけています。」
リペア・マイスターさんの歴史の一部として、TAKINGのミシンを、これからも末永くご活用いただけるのは、当店としても大変光栄です。